※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2024年全日本選抜選手権の男子グレコローマン97kg級に全日本選抜選手権王者の天野雅之(学校法人中央大学職員)が出場。3位入賞はならなかったが、18年連続18度目の出場を成し遂げ、吉田沙保里と並んで歴代3位タイとなった。
歴代1位の柴田寛は、初出場のあと1年を置いて21年連続で出場し、「22度出場」の記録をつくった。天野は初出場からブランクなしの18年連続出場。歴代2位の浜口京子、3位タイの吉田も初出場からの連続出場は「15回」が最高となっている。
男子フリースタイル86kg級には、高谷惣亮(拓大職)が出場し、16年連続17度目の出場で(2008年大会にもエントリーしていたが、計量棄権で出場していないので除く)歴代5位タイに浮上した。
女子59kg級には全日本選抜選手権3位の坂野結衣(警視庁)が出場し、2010年から15年連続15度目の出場を達成。伊調馨らと並んで歴代11位タイへ浮上した。女子だけなら浜口、吉田、清水真理子に続く4位タイ。
浜口、吉田、清水の時代は、女子は中学生でも出場できた時代で、坂野も高校1年生で初出場できたルールだった。現在は世界レスリング連盟(UWW)のルールを適用しているので、高校2年生(早生まれは3年生)からの出場となっている。これらの記録を抜くには、先人よりも長く選手生活を続ける必要がある。
全日本選手権の出場回数上位選手は下記の通り。
No. | 選 手 名 | 回数 | 階 級 |
1 | 柴田 寛 | 22回 | 男子フリースタイル74・76・84・86kg級 |
2 | 浜口京子 | 19回 | 女子70・75・72kg級 |
3 | 吉田沙保里 | 18回 | 女子51・56・55・53kg級 |
〃 | 天野雅之 | 〃 | 男子グレコローマン84・85・97kg級 |
5 | 朝倉利夫 | 17回 | 男子フリースタイル52・57kg級 |
〃 | 清水真理子 | 〃 | 女子61・65・56・59kg級 |
〃 | 高谷惣亮 | 〃 | 男子フリースタイル74・79・86・92kg級 |
8 | 笹本 睦 | 16回 | 男子グレコローマン58・60・66kg級 |
〃 | 村田知也 | 〃 | 男子グレコローマン48・54・55kg級 |
〃 | 井上智裕 | 〃 | 男子グレコローマン66・74・71・77・72kg級 |
11 | 長内清一 | 15回 | 男子グレコローマン57kg級 |
〃 | 森山泰年 | 〃 | 男子グレコローマン82・90kg級 |
〃 | 栄 和人 | 〃 | 男子フリースタイル62kg級 |
〃 | 菊地 隆 | 〃 | 男子フリースタイル68・74・82・90kg級 |
〃 | 太田 章 | 〃 | 男子フリースタイル82・90kg級 |
〃 | 伊調 馨 | 〃 | 女子56・63・59・58・57kg級 |
〃 | 坂野結衣 | 〃 | 女子55・59・60kg級 |