2024.12.19

2024年のUWW「レスラー・オブ・ザ・ライジング・スター」に小野正之助(山梨学院大)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 

 世界レスリング連盟(UWW)は、2024年の「レスラー・オブ・ザ・ライジング・スター」(最優秀新星)の男子フリースタイルに、世界選手権61kg級を制した小野正之助(山梨学院大)を選出した。

小野は、初の国際大会となった3月の「ヤシャ・ドク&ベービ・エムレ国際大会」(トルコ)61kg級で優勝。4月のアジア選手権は65kg級に出場して3位だったが、9月のU20世界選手権と10月のシニア世界選手権は61kg級で連続優勝。

 世界選手権では、2021年東京オリンピック金メダリストのザウール・ウグエフ(AIN)を10-2で破るなど、テクニカルスペリオリティ勝ち3試合を含めて5試合に快勝。総スコアは53-2で優勝を引き寄せた。前年まで国際舞台で闘ったことのない状況からの飛躍が評価された。

 女子はU20とU23の欧州&世界選手権62kg級を連覇したイリナ・ボンダル(ウクライナ)、男子グレコローマンはU23世界選手権130kg級を制したファルディン・ヘダヤティ(イラン)が選出された。

▲今年、一気に飛躍した小野正之助(山梨学院大)=2024年世界選手権、撮影・保高幸子