※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界レスリング連盟(UWW)は12月16日、2024年の各スタイルの「レスラー・オブ・ザ・イヤー」(最優秀選手)を発表。男子グレコローマンに77kg級でパリ・オリンピックを制した日下尚(三恵海運)を選出した。
同賞は2018年から選出が始まり、日本選手では2022年に女子62kg級の尾﨑野乃香が受賞して以来2人目。男子では2019年に男子グレコローマン63kg級で優勝した太田忍が次点に入っているが、受賞は初めて。
日下はオリンピックのほか、4月のアジア選手権と6月のランキング大会(ハンガリー)で金メダルを獲得し、1月のランキング大会(クロアチア)で銅メダルを獲得。ランキング・ポイントでグレコローマン最高の79,200点を獲得した。
女子62kg級の元木咲良(育英大)は、オリンピック終了時点では60,000点を獲得して女子の最高得点で掲示されていたが、計算ミスがあったようで、最終結果はオリンピック68kg級3位のブセ・トスン(トルコ)が60,200点で上回り、同選手が女子の「レスラー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。
男子フリースタイルは、125kg級でパリ・オリンピックを制したゲノ・ペトリアシビリ(ジョージア)が68,200点を獲得して選出された。