2024.12.04

【2024年全国中学選抜U15選手権・特集】パリ・オリンピック代表4選手が来場、プレゼンターを務める

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

▲全国中学選抜U15選手権に来場した(左から)高谷大地、清岡幸大郎、櫻井つぐみ、藤波朱理=撮影・矢吹建夫

 

 第15回を迎えた東京都知事杯全国中学選抜大会U15選手権最終日は、今夏のパリ・オリンピックに出場した高谷大地(自衛隊)、清岡幸大郎(三恵海運)、櫻井つぐみ(育英大助手)、藤波朱理(日体大)の4選手が来場。準決勝前に本部席前から選手を激励し、表彰式でプレゼンターを務め大会を盛り上げた。

 この大会が始まったのが2010年。高谷はすでに高校生だったので出場経験はないが、櫻井は2014・16年大会で優勝、藤波は2017・18年大会で優勝しており、この大会の優勝を飛躍につなげた。清岡は1・2年生のときはともに3回戦敗退で、47kg級中学王者として53kg級に臨んだ2016年も3回戦で敗れた。ほろ苦い思い出のある大会だが、この大会で好成績を残せなくても、その後の踏ん張りで世界一を目指せることを示したと言える。

 男女22階級と個人賞のプレゼンターは、やや大変そうだったが、選手はふだん接することのないオリンピアンから賞状や記念品を授与され感激もひとしお。新たなエネルギーとなったことだろう。

▲準決勝前に会場の選手を激励


 ■高谷大地「勝つことも大事ですが、一番はレスリングを楽しんでほしいと思います。けがに気をつけ、自分の心の中で100点と思えるレスリングをしてください。私達は皆さんを精いっぱい応援したいと思います」

 ■清岡幸大郎「パリ・オリンピックの前にはたくさんの応援をチーム・ジャパンにしていただき、ありがとうございました。皆さんの応援のおかげで力を出し切ることができました、試合が終わったあと、あれをすればよかった、などと後悔しないよう全力を出し切って最後まで頑張ってください。皆さんの中から未来のオリンピアンが出ることを楽しみにしています。みんなで頑張っていきましょう」

 ■櫻井つぐみ「オリンピックでは多くの応援、ありがとうございました。皆さんの応援のおかげで金メダルを取ることができました。私達も、この大会に出場し、悔しい思いやうれしい思いを経験し、ここまで成長することができました。将来、オリンピック出場を目標にしている選手がたくさんいると思います。この大会でその夢につなげられるよう頑張ってください」

 ■藤波朱理「パリ・オリンピックではたくさん応援、ありがとうございました。自分がこの大会で闘っていたことが、つい最近のことのように感じます。今まできつい練習、苦しい練習をしてきたこと思いますが、大会は楽しんで、勝利を目指して頑張ってください」

▲2014年大会で1年生チャンピオンに輝いた櫻井つぐみ(高知・高知クラブ=当時)

▲2018年大会優勝の藤波朱理(三重・いなべクラブ=当時)。この時点で44連勝