2024.10.28

【2024年U23世界選手権・特集】出場選手の声(最終日/男子フリースタイル)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 

(2024年10月27日、アルバニア・ティラナ / 取材・撮影=保高幸子)


 ■65kg級優勝・荻野海志(山梨学院大)「現時点での自分の実力、立ち位置が、よくも悪くも分かりました。決勝は1分くらいで終わってしまったのですが、自分の持ち味を出せる出せない以前に、試合の流れをつかめなかった。自分の持ち味を出せるレスリングをする必要があるという課題が明確に分かりました。4年後に向けてしっかり準備していきます」


 ■70kg級3位・青柳善の輔(クリナップ)「(2回戦の)負け方も学びになった、という面があります。仕掛けないで投げられてしまい、逃げ切られてしまった。いい経験で、(このあと出場する)世界選手権につながると思います。世界選手権ではもっといい色のメダル、金メダルを目指します」


 ■79kg級3位・佐藤匡記(自衛隊)「カデット(現U17)から世界大会に出ていますけど、メダルを取れていなかたし、去年も7位に終わっていたので、(銅メダルを取れて)うれしかったし、楽しかったです。今回の目標が、自分から攻めることでした。3位決定戦もそれができました。このあと、天皇杯(全日本選手権)で初優勝できるように頑張ります」


 ■57kg級・小澤楽翔(中大=初戦敗退)「悔しいという気持ちが一番です。1勝でもしたかった、というのが正直な感想です。(繰り上げで)出場が決まったのが比較的最近で、びっくりしたというか、自分で大丈夫かな、という思いがありました。国際大会に出るのは初めてです。雰囲気に緊張しましたが、また出てみたいです」


 ■97kg級・佐々木優太(育英大=1勝1敗)「とても悔しいです。2試合とも力負けしていました。1試合目は自分の動きが何もできず、自分がやりたい差しての攻めを相手にやられました。帰国して練習し自分のスタイルができるようにしたい。2試合目のロシア選手は力がすごく、ラストポイントで勝っていましたけど、粘りがあって、いい経験になりました。この選手に関しては、テクニックも全然勝てていませんでした。11月に全日本大学選手権がありますので、ここで得た経験を生かし、優勝できるように頑張りたい」