※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【ティラナ(アルバニア)】世界レスリング連盟(UWW)は10月27日、U23世界選手権開催中のアルバニア・ティラナ出総会を開催。改選となる6枠をめぐる理事選挙が行われ、立候補した日本協会の谷岡郁子副会長の当選はならなかった。日本は2018年総会で理事を外れて以来の理事不在が続くことになった。
選挙は、第1回で過半数を獲得した5人の当選が決定。理事会のメンバーに最低5人の女性理事をを入れることが決まっており、改選を迎えない女性理事が2人いるので、今選挙では女性3人が選ぶ必要があった。
当選した5人の中に女性はナタリア・ヤリギナ(ロシア)のみだったため、残り2枠をめぐって女性の立候補者のみによる2回目の投票が行われ、ペルジ・ブヤンデルゲン(モンゴル=UWWアジア理事・事務局長)、チョルポン・スルタンベコワ(キルギス)が当選した。
日本人理事は、1956年メルボルン・オリンピックの時の総会で当時の八田一朗・日本協会会長が選ばれ、1968年メキシコ・オリンピックの時まで副会長にも推されて12年間務めた。4年を置いて1972年に笹原正三氏(日本協会前会長)が当選。途中から副会長となり、1996年に福田富昭・現日本協会名誉会長が代わって立候補して当選。2002年からは副会長だった。
2014年に福田理事が勇退し、富山英明・現日本協会会長が4年任期の理事に当選したが、2018年の選挙で落選。理事不在が続いている。
Mr. SILVA Pedro(現=ポルトガル)80票
Mr. BACSA, Peter(現=ハンガリー)72票
Mr. BAUMGARTNER Bruce(新=米国)70票
Mr. AL-SHAHRANI Zamel(現=カタール)69票
Ms. YARIGUINA Natalia(現=ロシア)60票
(以上5人が過半数を獲得して当選。選出は6人だが、女性枠3人に2人足りないため、第2回投票は女性立候補者の中から2人選出へ)
Mr. TURLYKHANOV Daulet(現=カザフスタン)39票
Ms. PELJEE Buyandelger(新=モンゴル)30票
Ms. SULTANBEKOVA Cholpon(新=キルギス)26票
Ms. 谷岡郁子(新=日本)23票
Ms. LEGRAND Lise(新=フランス)19票
Ms. KURE Anette(新=ノルウェー)16票
Ms. PIETSCHMANN Nadine(新=スイス)14票
Mr. MACHAIDZE Edisher(新=ジョージア)10票
Mr. GANCHEV Danail(新=ブルガリア)6票
※Mr. BATSUKH Myanganbayar(新=モンゴル)とMr. ALIREZA, Dabir(新=イラン)は、立候補したものの、取り下げたもよう
Ms. PELJEE Buyandelger(新=モンゴル)55票
Ms. SULTANBEKOVA Cholpon(新=キルギス)45票
Ms. LEGRAND Lise(新=フランス)35票
Ms. 谷岡郁子(新=日本)33票
Ms. PIETSCHMANN Nadine(新=スイス)20票
Ms. KURE Anette(新=ノルウェー)14票