2024.10.25

石井亜海(育英大)が優勝、3選手が銅メダル…2024年U23世界選手権・第4日(2)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

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 【ティラナ(アルバニア)】2024年U23世界選手権第4日は10月24日、前日開始の女子5階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、決勝に進んだ68kg級の石井亜海(育英大)が優勝、3位決定戦に臨んだ50kg級の伊藤海(早大)、59kg級の德原姫花(自衛隊)、76kg級の山本和佳(至学館大)の3選手が銅メダルを獲得した。

 石井は、昨年優勝でパリ・オリンピック62kg級に出場したネフリン・バス(トルコ)相手に終始攻勢をとり、ラスト42秒、8-0からのタックルの際に反則で1点を取られたが、相手の反撃をしのいだ。昨年のシニア・アジア選手権に続く国際大会優勝で、2022年のU20に続いて2世代目の世界チャンピオンに輝いた。

▲パリ・オリンピック代表のネフリン・バス(トルコ)を攻める石井亜海(育英大)=撮影・保高幸子

▲5試合を勝ち抜いてU23の頂点に立った石井=撮影・保高幸子

 伊藤は2022年3位のラウラ・ガニキジ(カザフスタン)に0分24秒でテクニカルスペリオリティ勝ち。昨年の金メダルには及ばなかったが、国際大会10大会連続でメダルを取った。

 德原はU23欧州選手権2位のアナスタシア・シデルニコワ(AIN=ロシア)に6-1で勝利。やはり2年前の金メダルには及ばなかったが、国際大会4大会連続のメダル獲得。

 山本はU23アジア選手権3位のアリナ・イェルトスチク(カザフスタン)にテクニカルスペリオリティ勝ち。今年3月のトルコでの国際大会に続いてメダルを手にした。

 各選手の成績は下記の通り。


女子

 【50kg級】伊藤海(早大)   3位=20選手出場《トーナメント表》
3決戦 ○[VSU、0:24=11-0]Laura GANIKYZY(カザフスタン)

《以下、前日に実施》
準決勝 ●[フォール、2:26=4-12]Sage R. MORTIMER(米国)
3回戦 ○[2-0]Komal KOMAL(インド)
2回戦 ○[VSU、1:23=12-2]Elnura MAMMADOVA(アゼルバイジャン)
1回戦 ○[フォール、2:49=12-2]Svenja JUNGO(スイス)

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 【59kg級】德原姫花(自衛隊)   3位=20選手出場《トーナメント表》
3決戦 ○[6-1]Anastasiia SIDELNIKOVA(AIN=ロシア)

《以下、前日に実施》
準決勝 ●[2-5]Solomiia VYNNYK(ウクライナ)
3回戦 ○[7-1]Alesia HETMANAVA(AIN=ベラルーシ)
2回戦 ○[VSU、4:29=10-0]Julia W. NOWICKA(ポーランド)
1回戦 ○[7-1]Guldana BEKESH(カザフスタン)

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 【68kg級】石井亜海(育英大)   優勝=20選手出場《トーナメント表》
決 勝 ○[8-1]Nesrin BAS(トルコ)

《以下、前日に実施》
準決勝 ○[VSU、4:59=10-0]Xinze DU(中国)
3回戦 ○[フォール、1:58=6-0]Zsuzsanna MOLNAR(スロバキア)
2回戦 ○[フォール、1:07=6-0]Monika MONIKA(インド)
1回戦 ○[VSU、3:00=10-0]Maria M. PANTIRU(ルーマニア)

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 【76kg級】山本和佳(至学館大)   3位=13選手出場《トーナメント表》
3決戦 ○[VSU、2:48=11-0]Alina YERTOSTIK(カザフスタン)

《以下、前日に実施》
準決勝 ●[フォール、5:45=2-13]Yelena I. MAKOYED(米国)
2回戦 ○[7-4]Priya PRIYA(インド)
1回戦  BYE


《以下、前日に実施。順位を追加》

 【55kg級】五味音々(育英大)   16位=19選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[1-3]Oleksandra KHOMENETS(ウクライナ)
1回戦  BYE

※敗者復活戦に回れず