※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(2024年10月8~10日、クロアチア・ポレチュ)
■勝目力也監督(全日本マスターズ連盟強化委員長)の話「みんな頑張ってくれました。(セコンドとして)もうひとつずつ順位を上げてやりたかった。この大会は、単なる“おっさん”の集まりではなく、“最強のおっさん”を決める大会。頑張っているベテラン選手を応援できるようにしたい。
日本は過去の人が出る大会みたいに思われているけど、そのイメージをなくし、もっと盛り上げ、年齢を重ねてもこんな素晴らしい舞台があることを伝えたい。シニアで世界選手権へ行けなかった人も、挑戦してほしいと思います。アメリカでは、年をとるごとに強くなっていい成績を残している選手もいます。優勝して、抱き合って喜んでいる選手とコーチもいます。日本でも同じようなシーンが見られるようになればいいですね」
■岡田英雅コーチ(全日本マスターズ連盟副理事長/総務委員長)の話「すべてのディビジョンでメダルを獲得でき、非常に素晴らしい結果を残すことができました。一方で、初めて参加した選手の中には、予想していた以上にレベルが高いことを感じ、悔しい思いをした選手も少なくないと思います。ベテランズは長く続けられる区分です。特にDivsion.Aの選手はスタート地点に立ったばかりですので、この悔しさと楽しさを他のたくさんの選手にも伝えてもらいたいと思います。
仕事をしながら競技に打ち込み、家族や職場の理解を得るのは大変なことだと思いますが、非常に価値ある経験ができると思います。今後もさらに多くのマスターズレスラーたちが世界チャンピオンを目指し、この大会にチャレンジしてくれることを願っています」