※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
ロシアのタス通信は7月13日、パリ・オリンピックへAIN(中立)選手として出場することを表明していた男子フリースタイル65kg級のシャミル・マメドフ(ロシア)が、古傷の再発のため、同オリンピックに参加しないことを明らかにし、国際オリンピック委員会(IOC)に通達したことを報じた。
ロシアは、IOCがAIN選手として参加を認めた選手の中に有力選手が含まれていないことに反発し、大会には出場しないことを表明したが、マメドフのみ出場を明らかにし、IOCが発表したエントリー名簿にも含まれていた。ロシア協会のミハイル・マミアシビリ会長は「中立選手としての参加は、選手が決めること」と、容認する姿勢を見せていた。
急転直下の出場辞退に、ダゲスタン共和国レスリング協会のホームページは、「SNSでは『彼は圧力を受けた』との声もある」と報じたが、マメドフ自身は公式な声明を発表していない。