※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
来日していたウクライナの国会議員で、同国レスリング協会のビラリー・コバル副会長が2月20日、日本レスリング協会や日本オリンピック委員会(JOC)を表敬訪問。本協会では、富山英明会長は不在だったが、藤沢信雄専務理事と高橋正仁事務局長が対応し、今後の交流を話し合った。
ウクライナ・オリンピック委員会の委員でもある同氏は、JOCの星香里・常務理事、石川宣治国際部部長ほかのスタッフと会談。昨年、ウクライナから柔道、体操、フェンシングで選手団を日本で受け入れている話や、今後の交流を両国間で密に連携していくことの重要性などを話し合った。
レスリングでは、昨年6月に女子チームを至学館大が受け入れた。同国女子は、U20世界選手権の国別対抗得点で4位、シニア世界選手権で5位など実力をキープ。今月中旬の欧州選手権(ルーマニア)ではトルコを押さえて優勝し、日本の厚意に感謝した。
同氏らウクライナ一行は、ウクライナから列車でポーランドへ移動し、ポーランドから大統領専用機でドバイ、バングラディシュ経由で来日。日本での滞在は40時間と短かったが、コバル副会長は、自分がレスラーだったので、どの国を訪れても時間をつくってレスリング協会とオリンピック委員会を訪れているという。
会談のあとは、国立競技場の外観や明治記念館の庭園などを鑑賞。パリ・オリンピックでの再会を誓い合った。