【2023年世界選手権・展望(17)】尾﨑野乃香(慶大)に挑むのは欧州チャンピオンのミミ・フリストバ(ブルガリア)か…女子65kg級

 

(2023年9月16~24日、セルビア・ベオグラード)


 強豪選手が上下のオリンピック階級に移動し、エントリーも15選手と少ない中での闘い。昨年62kg級で優勝し、アイスルー・チニベコワ(キルギス=2019・21年62kg級世界チャンピオン)以外の外国選手に負けたことのない尾﨑野乃香(慶大)の敵となりうる選手が見当たらないのが現状。

 昨年5位で今年の欧州選手権を制したミミ・フリストバ(ブルガリア)、今年のU20世界選手権2位のアンティム・クンヅ(UWW=インド)、2015年に60kg級で世界選手権を制した実績を持つオクサナ・クフタ(ウクライナ)らが目立つが、世界を制した尾﨑の牙城を崩せるかとなると、厳しいのではないか。

▲尾﨑野乃香の牙城を崩せるか、ミミ・フリストバ(ブルガリア)=2023年欧州選手権(UWWサイト)


シード選手(8月現在=シードの対象は6選手、最終エントリーで変わる場合があります)

No.1 – Mimi HRISTOVA(ブルガリア)=2023年欧州選手権優勝
No.2 – Iva GERIC(クロアチア)
No.3 – Aleah NICKEL(カナダ)
No.4 – Irina KAZYULINA(カザフスタン)
No.5 – Kadriye AKSOY(トルコ)
No.6 – Masa PEROVIC(セルビア)


エントリー選手(8月現在=最終エントリーで変わる場合があります)

尾﨑野乃香(日本)
Tatsiana PAULAVA (AIN)
Birgul SOLTANOVA (AZE)
Mimi HRISTOVA (BUL)
Aleah NICKEL (CAN)
Lili LILI (CHN)
Iva GERIC (CRO)
Pauline LECARPENTIER (FRA)
Irina KAZYULINA (KAZ)
Enkhjin TUVSHINJARGAL (MGL)
Masa PEROVIC (SRB)
Kadriye AKSOY (TUR)
Oksana KUKHTA HERHEL (UKR)
Macey KILTY (USA)
ANTIM KUNDU(UWW)