2023年世界選手権代表/男子フリースタイル92kg級・吉田アラシ(よしだ・あらし)

 


《JWFデータベース》 《UWWデータベース》 《国際大会成績》

【生年月日(年齢)/出身地】2004年1月11日(19歳)、千葉県

【出身クラブ/出身校】千葉・市川コシティ出身。埼玉・花咲徳栄高卒

【所属】日大

【身長】178cm

【過去の世界選手権出場】(初出場)

【主な成績】
 イラン人の父、ジャボ・エスファンジャーニさんが運営する市川コシティ・クラブで幼少の頃からレスリングに取り組み、全国少年少女選手権5度優勝。中学ではやや停滞したが、埼玉・花咲徳栄高ヘ進み、2021年にインターハイと全国高校グレコローマン選手権で優勝。

 日大ヘ進み、入学直後は負傷で戦列を離れたが、8月の全日本学生選手権92kg級で復帰して2位。国体と全日本大学選手権の97kg級で優勝して頭角を現した。全日本選手権92kg級は2位。

 2023年4月のアジア選手権では4試合を勝ち抜き、「19歳3ヶ月3日」の若さで優勝。2021年大会で優勝した塩谷優(男子グレコローマン55kg級)の「19歳5ヶ月17日」を上回る日本男子最年少のアジア・チャンピオンとなった。

 男子で90kgを超える階級でのチャンピオンは、1989年男子グレコローマン90kg級の森山泰年と100kg級の近藤務以来。フリースタイルでは、1983年・男子フリースタイル100kg級の本田多聞までさかのぼる。ソ連が分かれて5ヶ国がアジアに加わった1993年以降は初めて。

 6月の明治杯全日本選抜選手権と7月の世界選手権代表決定プレーオフを勝ち抜いて、初の世界選手権出場を決めた。