※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
女性審判員の発掘及び育成を目的として、10月14 ~15日に静岡・焼津市総合体育館で行われたフォーデイズ杯全日本女子オープン選手権に合わせ、同13日に「JWF審判チャレンジコース」が行われ、20人の女性審判員が参加した。
「チャレンジコース」は、大会参加の女性審判員と女性の審判志願者が参加。世界レスリング連盟(UWW)審判委員会エグゼクティブメンバーの小池邦徳審判員(日本オリンピック委員会/天理大学)の講義とワークショップ(参加者が主体的に参加する体験型の講座)のあと、実技講習が行われた。
14~15日の試合は、JWF公認審判員C級・B級の試験が行われたこともあり、日本国内で初めて女性審判員が過半数を占める大会へ。女性審判員の増加へ向けての転機ともなりそうな大会となった。
「チャレンジコース」は、女性審判員の増加を目指す日本協会の沖山功・審判委員長(香川・中部養護学教)と全日本女子連盟の古里愛里・審判委員長(茨城・東洋大附牛久中高教)との話し合いで企画された。受講者集めなど実現に尽力した古里審判委員長は「たくさんの方々のご協力により、この企画が実現しました。多くの女性審判員の方々に参加していただき、参加者の皆さんの熱意に感動しました」と振り返る。
第2弾、第3弾の開催も視野に入っており、「心強い仲間たちとともに、今後ますます頑張っていきます」と、女性審判員の普及へ向けての決意を話した。(写真提供=全日本女子レスリング連盟)