日体大が5階級を制し、3年連続22度目の団体優勝…2023年全日本大学グレコローマン選手権・最終日
※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2023年文部科学大臣杯全日本大学グレコローマン選手権最終日は10月19日、東京・駒沢屋内球技場で各階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、日体大が決勝に進んだ5選手の全員が勝って優勝。大学対抗得点は74点をマークし、育英大に29点の大差をつけて3年連続22度目の優勝を達成した。
▲5階級を制して3年連続優勝を遂げた日体大＝撮影・矢吹建夫
日体大は55kg級で昨年の学生王者の山際航平、67kg級で世界選手権代表の曽我部京太郎、72kg級でU23世界選手権67kg級代表の矢部晴翔、77kg級で学生王者の山田脩、130kg級で一昨年優勝の小畑詩音が勝った。60kg級の有賀丈竜と87kg級の髙橋夢大も3位に入賞し、対抗得点を押し上げた。
早大も決勝進出を決めていた3選手が勝った。87kg級は82kg級学生王者の玉岡颯斗が勝ち、82kg級の掛川零恩と97kg級の北脇香のJOCジュニアオリンピック王者も続いた。掛川は1年生での優勝で、この大会の1年生王者は2021年の西田衛人（専大）以来、16人目。
育英大は60kg級を昨年2位の五味虹登が制し、同大学から初の王者へ。67kg級の長谷川虎次郎が2位に入ったほか、3位にも4選手が入って対抗得点を伸ばし、拓大を1点差で上回って昨年の8位から2位に躍進した。拓大は63kg級で全日本学生選手権2位の萩原大和が勝ち、2位に2選手、3位に1選手が入ったが、育英大に及ばなかった。
各階級の成績は下記の通り。
▲各階級の優勝選手（左から階級順）＝撮影・矢吹建夫
| 1～8位一覧表 | 55kg | 60kg | 63kg | 67kg | 72kg |
| 大学対抗得点 | 77kg | 82kg | 87kg | 97kg | 130kg |
《個人賞》
【最優秀選手賞】曽我部京太郎（67kg級＝日体大）、【敢闘賞】五味虹登（60kg級＝育英大）、【最優秀監督賞】松本慎吾（日体大）
《大学対抗得点》
［1］日体大 74点、［2］育英大 45点、［3］拓大 44点、［4］中大 43点、［5］早大 39点、［6］神奈川大 30点、［7］専大 27点、［8］国士舘大 21点
【55kg級】＝11選手出場
▼決勝
山際航平（日体大）○［8-2］●二宮健斗（日本文理大）
▼3位決定戦
増田壮兼（育英大）○［テクニカルスペリオリティ、1:56=8-0］●請川胡大良（法大）
杉本陸斗 （日大）○［テクニカルスペリオリティ、5:56=17-8］●德原誠馬（専大）
《7位以下》［7］真貴竜馬 （大体大）、［8］荒木瑞生（九州共立大）
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【60kg級】＝23選手出場
▼決勝
五味虹登（育英大）○［フォール、4:13=9-2］●塩谷優（拓大）
▼3位決定戦
曽根敬次郎（専大）○［テクニカルスペリオリティ、3:41=11-2］●小川颯太（国士舘大）
有賀丈竜（日体大）○［テクニカルスペリオリティ、4:37=11-3］●大倉舜也（福岡大）
《7位以下》［7］谷口虎徹（早大）、［8］小澤楽翔（中大）
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【63kg級】＝13選手出場
▼決勝
萩原大和（拓大）○［テクニカルスペリオリティ、4:13=10-0］●吉永光輝（近大）
▼3位決定戦
三谷剛大（育英大）○［テクニカルスペリオリティ、1:44=10-0］●高塚恒輝（明大）
渡部泰世（専大）○［9-2］●金子涼真（東洋大）
《7位以下》［7］中本公平（帝塚山大）、［8］川嶋洸翔（中京学院大）
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【67kg級】＝18選手出場
▼決勝
曽我部京太郎（日体大）○［テクニカルスペリオリティ、2:03=9-0］●長谷川虎次郎（育英大）
▼3位決定戦
大場哉音（中大）○［7-3］●山本晃聖（神奈川大）
西田衛人（専大）○［7-3］●豊田崚真（拓大）
《7位以下》［7］穴田禅侍（法大）、［8］藤澤汰陽（国士舘大）
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【72kg級】＝13選手出場
▼決勝
矢部晴翔（日体大）○［テクニカルスペリオリティ、1:43=9-0］●三多見明（拓大）
▼3位決定戦
角出直生（東洋大）○［テクニカルスペリオリティ、2:41=10-0］●山崎然生（明大）
石原三四郎（中大）○［テクニカルスペリオリティ、3:49=9-1］●茂野吏玖（国士舘大）
《7位以下》［7］ 野寺優真（神奈川大）、［8］深田雄智（早大）
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【77kg級】＝19選手出場
▼決勝
山田脩（日体大）○［テクニカルスペリオリティ、0:58=8-0］●小堀雄大（東洋大）
▼3位決定戦
林拳進（中大）○［テクニカルスペリオリティ、2:18=9-0］●青柳裕樹（神奈川大）
島袋希理瑠（国士舘大）○［7-1］●栃倉健人（日大）
《7位以下》［7］加藤佑規（明大）、［8］田中勝大（拓大）
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【82kg級】＝10選手出場
▼決勝
掛川零恩（早大）○［テクニカルスペリオリティ、1:55=9-0］●窪田大羅（中大）
▼3位決定戦
山口蓮汰（神奈川大）○［テクニカルスペリオリティ、0:53=8-0］●竹内遼斗（周南公立大）
大泉宗太郎（国士舘大）○［6-0］●石橋将（法大）
《7位以下》［7］ 掛水力（日本文理大）、［8］梶浦敦規（天理大）
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【87kg級】＝19選手出場
▼決勝
玉岡颯斗（早大）○［5-0］●市川アンディ（神奈川大）
▼3位決定戦
髙橋夢大（日体大）○［2-1］●岩井知史（明大）
阿部光（中大）○［5-3］●太田晃暉（専大）
《7位以下》［7］矢作元貴（法大）、［8］ 豊田哲平（青山学院大）
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【97kg級】＝17選手出場
▼決勝
北脇香（早大）○［7-1］●中原陸（大東大）
▼3位決定戦
三浦哲史（拓大）○［テクニカルスペリオリティ、244=8-0］●砂濱広大（日大）
佐々木優太（育英大）○［テクニカルスペリオリティ、1:08=8-0］●山口拓馬（周南公立大）
《7位以下》［7］磯江大成（日体大）、［8］菊地一瑳（明大）
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【130kg級】＝17選手出場
▼決勝
小畑詩音（日体大）○［不戦勝＝負傷］●濱田豊喜（中大）
▼3位決定戦
宮内勇真（神奈川大）○［2-1］●山本純大（拓大）
バドバヤル・ナムバルダグワ（育英大）○［テクニカルスペリオリティ、1:12=8-0］●大房快聖（日本ウェルネススポーツ大）
《7位以下》［7］永野颯大（専大）、［8］新井裕太（国士舘大）
