【2023年世界選手権・レビュー（6）】男子フリースタイル79kg級／優勝選手・表彰式・闘いのあと

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

（2023年9月16～24日、セルビア・ベオグラード）

【男子フリースタイル79kg級】
Usmanov, Akhmed（アフメド・ウスマノフ＝AIN、ロシア）

（ともにUWWサイトより）

　1996年9月16日生まれ、27歳。ロシアで強豪が多く生まれるダゲスタン共和国出身。2015年から国際舞台で闘い、2016年世界ジュニア（現U20）選手権66kg級2位。その後、数多くの国際大会に出場するが、各世代のロシア代表とは縁がなかった。

　2019年から79kg級へ。コロナ禍を経て実施された2020年ロシア選手権を制し、2ヶ月後の個人戦ワールドカップ優勝と台頭。2021年5月の「ヤリギン国際大会」と6月の「アリ・アリエフ国際大会」（ともにロシア）優勝と力をつけた。

　今年1月にロシア・クラスノヤルスクで行われた11ヶ国参加の「ヤリギン・カップ」で優勝。今大会は決勝で昨年のU23世界王者のウラジーミル・ガムクレリーゼ（ジョージア）を破って世界一に輝いた。

　■アフメド・ウスマノフの話「決勝は本当に厳しい試合だった。第1ピリオドのスコアは1-0。第2ピリオド、点差を広げるために攻撃しなければならないと思い、それを実行した」

《1回戦～決勝の成績》＝トーナメント表
決　勝　○［4-1］Gamkrelidze, Vladimeri（ジョージア）
準決勝　○［3-0］Abasov, Orhan（アゼルバイジャン）
３回戦　○［5-2］Nokhodilarimi, Mohammad Ashghar（イラン）
２回戦　○［テクニカルスペリオリティ、2:10=11-0］Sachin, Mor（UWW＝インド）
１回戦　○［3-2］Magomedov, Ahmad（北マケドニア）

【表彰式】

（3位のウクライナ選手はロシア選手との撮影を辞退）

［2］Gamkrelidze, Vladimeri（ジョージア）
［3］Nokhodilarimi, Mohammad Ashghar（イラン）
［3］Mikhailov, Vasil（ウクライナ）
［5］Abasov, Orhan（アゼルバイジャン）
［5］Sakaev, Bolat（カザフスタン）