※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界レスリング連盟(UWW)は8月25日、来月16日(金)~24日(日)の世界選手権の男子フリースタイルのエントリーを発表した。ロシア(AIN=中立)は含まれていないが、同協会ホームページではオリンピック2連覇のアブデュラエフ・サデュラエフを含めてラインナップされており、エントリーすることが予想される(注=8月16日が最終エントリー締め切りですが、試合開始3日前まで門戸を開かれています)。
57kg級は、61kg級世界チャンピオンの樋口黎(ミキハウス)が階級を下げたことによって、前年優勝のゼリムハン・アバカロフ(アルバニア)と2人の世界チャンピオンが競う状況へ。61kg級で2年連続欧州チャンピオンのアルセン・ハルチュニャン(アルメニア)も57kg級へ参戦。ロシア(AIN)の参加があれば、2021年東京オリンピック優勝のザウール・ウグエフが出てくることが予想される。激戦が展開されそう。
65kg級は2021年東京オリンピック優勝の乙黒拓斗(自衛隊)、昨年の世界チャンピオンのラフマン・アモウザドハリリ(イラン)、61kg級で3度の世界一に輝き、東京オリンピック決勝で乙黒と大激戦を演じたハジ・アリエフ(アゼルバイジャン)などが優勝を争いそう。
昨年4階級を制した米国からは、79kg級のジョーダン・バローズが予選落ちしたが、74kg級でカイル・デイク、86kg級でデービッド・テーラー、97kg級でカイル・スナイダーが連続優勝を目指すほか、東京オリンピックを制してプロレス・デビューを果たしているゲーブル・スティーブソンがエントリー。“二刀流”に挑む。
※エントリーは暫定的なものであり、変更される場合があります。
ロシア連盟ホームページで報じられているロシア(AIN)の代表は下記の通り。
57kg級 Uguev, Zavur=2021年東京オリンピック優勝
61kg級 Magomedov, Abasgadzhi=2021年世界選手権優勝
65kg級 Mamedov, Shamil=2022年ヤリギン国際大会優勝
70kg級 Zherbaev, Evgeni=2021年世界選手権3位
74kg級 Sidakov, Zaurbek=2021年東京オリンピック優勝
79kg級 Usmanov, Akhmed=2021年ヤリギン国際大会優勝
86kg級 Bagaev, Arslan=2021年欧州ジュニア選手権優勝
92kg級 Valiev, Vladislav=2021年世界軍隊選手権優勝
97kg級 Sadulaev, Abdulrashid=2021年東京オリンピック優勝
125kg級 Kurbanov, Abdullah