※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
トルコ・イスタンブールで行われた2023年U17世界選手権の男子グレコローマン80kg級で優勝した吉田泰造(香川・高松北高)は、すべての世代を合わせて日本歴代2位となる重量級の世界チャンピオンとなる。
昨年10月のU23世界選手権で白井達也(日体大=現佐賀県スポーツ協会)が80kgを超える階級としては日本選手で初めて優勝し、2018年の石黒隼士(日大=現自衛隊)の「79kg級」を上回った。上位選手はいずれもフリースタイルの選手。グレコローマンでは1968年メキシコ・オリンピックで優勝した宗村宗二(フリー)の「70kg級」が最高だった。
吉田は宗村宗二の記録を55年ぶりに破る快挙となる。70kg級を超える世界チャンピオンは下記の通り。
階 級 | 選 手 名 | カテゴリー | 大 会 |
F86kg級 | 白井達也 | U23 | 2022年世界選手権 |
G80kg級 | 吉田泰造 | U17 | 2023年世界選手権 |
F79kg級 | 石黒隼士 | ジュニア | 2018年世界選手権 |
F74kg級 | 伊達治一郎 | シニア | 1976年オリンピック |
F73kg級 | 池田三男 | シニア | 1956年オリンピック |
F70kg級 | 成國大志 | シニア | 2022年世界選手権 |
G70kg級 | 宗村宗二 | シニア | 1968年オリンピック |
F70kg級 | 堀内岩雄 | シニア | 1963年世界選手権 |
※F=フリースタイル、G=グレコローマン