2023.07.06

8月の第2回世界ビーチ大会(インドネシア)は急きょ中止へ

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 

 国際オリンピック委員会連合(ANOC)は7月4日、今年8月5~12日にインドネシア・バリ島で予定されていた第2回世界ビーチ大会の中止をホームページで発表した。

 インドネシア・オリンピック委員会(KOI)が政府からの予算を確保できなくなったため、開催を辞退。ANOCは、開催まで時間がないため代替開催地を見つけることが不可能で、「中止以外の選択肢はなかった」と説明。この時期の開催辞退に対して「失望している」とし、出場予定だったNOC(国内オリンピック委員会)、アスリート、IF(国際競技連盟)への謝罪の意を示した。

 世界ビーチ大会は、ビーチスポーツの高まりに応じてANOCが2019年にスタートさせたビーチ競技の総合大会。第1回は2019年に米国・サンディエゴで予定されていたが、資金難のため同年5月に返上。急きょカタールが引き受けて10月にドーハで実施され、13競技36種目に97ヶ国が参加した。ビーチレスリングも男女各4階級が実施された。日本は参加しなかった。

 第2回大会は当初2021年に予定されていたが、新型コロナウィルス蔓延のため、2年遅れてインドネシアで行われることが昨年6月に発表された。レスリングも実施されることになっており、昨年夏からの5度にわたるワールドシリーズ大会を予選とし、出場選手の選考を行っていた。