※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2023年世界選手権(9月16~24日、セルビア・ベオグラード)のオリンピック階級・日本代表選考プレーオフの男女7階級が7月1日、東京・DOME TACHIKAWA TACHIHIで行われ、男子グレコローマン60kg級で文田健一郎(ミキハウス)が勝つなど、7階級で代表が決まった。
昨年12月の天皇杯全日本選手権と先月の明治杯全日本選抜選手権の優勝選手とで争われた日本代表の座。負傷で全日本選抜選手権を棄権した文田は、全日本選抜王者の河名真偉斗(自衛隊)を3-1で下し、昨年に続く代表の座を獲得した。
同87kg級も昨年代表の角雅人(自衛隊)が全日本選抜王者の阪部創(自衛隊)との同門対決を4-1で制し、2年連続で世界選手権へ挑む。同77kg級は全日本選抜選手権王者の日下尚(三恵海運)が全日本王者の櫻庭功大(自衛隊)を撃破。同67kg級は全日本王者の曽我部京太郎(日体大)が全日本選抜王者の遠藤功章(東和エンジニアリング)を下し、ともに初の世界選手権代表となった。
女子57kg級は、全日本選手権で不覚を喫した櫻井つぐみ(育英大)が南條早映(東新住建)をラスト1秒のがぶり返しで逆転。全日本選抜選手権に続いて終了直前に勝敗をひっくり返し、この階級で2年連続の世界チャンピオンへ挑む。
同68kg級は、全日本選抜選手権準決勝の顔合わせとなり、そのときに敗れた全日本チャンピオンの石井亜海(育英大)が森川美和(ALSOK)に雪辱。2年連続の世界選手権代表を決め、昨年銀メダルの雪辱に挑む。
同76kg級は全日本選抜選手権を制した鏡優翔(東洋大)が全日本チャンピオンの茂呂綾乃(山梨学院大)を破り、2年連続で世界選手権代表へ。昨年の3位の返上へ挑む。
各階級の成績は下記の通り。
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▼女子76kg級
鏡優翔(東洋大)○[2-2]●茂呂綾乃(山梨学院大)
▼男子グレコローマン77kg級
日下尚(三恵海運)○[Tフォール、2:51=9-0]●櫻庭功大(自衛隊)
▼男子グレコローマン87kg級
角雅人(自衛隊)○[4-1]●阪部創(自衛隊)
▼男子グレコローマン67kg級
曽我部京太郎(日体大)○[4-2]●遠藤功章(東和エンジニアリング)
▼女子68kg級
石井亜海(育英大)○[2-1]●森川美和(ALSOK)
▼女子57kg級
櫻井つぐみ(育英大)○[2-2]●南條早映(東新住建)
▼男子グレコローマン60kg級
文田健一郎(ミキハウス)○[3-1]●河名真偉斗(自衛隊)