※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2023年東日本学生リーグ戦最終日は5月18日、東京・駒沢屋内球技場で行われ、一部リーグの1~4位決勝グループ3回戦は日体大と山梨学院大が全勝同士で激突。日体大がチームスコア4-3で勝ち、3大会連続29度目の優勝を遂げた。
日体大は第1試合の57kg級で西内悠人が勝目大翔との1年生対決に競り勝って先制したが、続く70kg級は山梨学院大の青柳善の輔がフリースタイルに挑んだ曽我部京太郎に勝利。しかし61kg級の田南部魁星、74kg級の高田煕が連勝して日体大が“王手”をかけた。
瀬戸際で登場した山梨学院大の荻野海志は、清岡幸大郎相手に5-0とリードを奪い、反撃ののろしを上げたものの清岡が粘り、終盤、8-5で逆転勝利。日体大が4勝を挙げ、勝負を決めた。
山梨学院大は、125kg級でアビレイ・ソビィットが勝ち、86kg級で五十嵐文彌も勝利。57kg級の小野正之助を負傷で欠く布陣ながら、3勝4敗と粘り、意地を見せた。同グループのもう1試合は早大が拓大を破り、3位が早大、4位が拓大となった。
6チームの総当たりで行われた二部リーグは、5回戦で学連選抜(東北学院大、国際武道大、東農大)が東大を撃破。5戦全勝で優勝した。2位は防大、3位は日本ウェルネススポーツ大。
規定で学連選抜チームは入れ替え戦には出られず、防大が青山学院大、日本ウェルネススポーツ大が立大に挑んだが、ともに敗れて昇格はならなかった。
各成績は下記の通り。
星 取 表 | 順位・個人賞 | 一部・1~4位(内訳) | 一部・5~8位(内訳) |
二部(内訳) | 入替戦(内訳) | 一部・9~12位(内訳) | 一部・13~16位(内訳) |
《個人賞》
【一部リーグ】▼最優秀選手賞 清岡幸大郎(日体大)、▼敢闘賞 青柳善の輔(山梨学院大)
【二部リーグ】▼最優秀選手 佐藤冬唯(学連選抜/東北学院大学)▼敢闘賞 西田凌晟(防大)
【最優秀監督賞】松本慎吾(日体大)、【ゴールデンホイッスル賞】菊田 花(法大)
【1~4位決勝グループ】
▼3回戦
日体大○[4-3]●山梨学院大、早大○[5-2]●拓大
《最終順位》[1]日体大 3勝、[2]山梨学院大 2勝1敗、[3]早大 1勝2敗、[4]拓大 3敗
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【5~8位決勝グループ】
▼3回戦
日大○[4-3]●専大、中大○[7-0]●国士舘大
《最終順位》[5]日大 3勝、[6]中大 1勝2敗(12勝)、[7]専大 1勝2敗(10勝)、[8]国士舘大 1勝2敗(5勝)
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【9~12位決勝グループ】
▼3回戦
神奈川大○[5-2]●育英大、明大○[5-2]●東洋大
《最終順位》[9]神奈川大 3勝、[10]育英大 2勝1敗、[11]明大 1勝2敗、[12]東洋大 3敗
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【13~16位決勝グループ】
▼3回戦
大東大○[5-2]●立大、法大○[5-2]●青山学院大
《最終順位》[13]法大 3勝、[14]大東大 2勝1敗、[15]青山学院大 1勝2敗、[16]立大 3敗
▼5回戦
慶大○[4-3]●日本ウェルネススポーツ大、防大○[4-3]●東海大、学連選抜○[5-0]●東大
《最終順位》[1]学連選抜 5勝、[2]防大、[3]日本ウェルネススポーツ大、[4]東海大、[5]慶大、[6]東大 5敗
青山学院大○[4-3]●防大、立大○[5-2]●日本ウェルネススポーツ大
※ともに一部残留