※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界レスリング連盟(UWW)は10月27日に来年の世界選手権の開催地に関するビューロー会議を行い、予定されているロシア開催が不可能な状況であり、現在、代替開催地として3都市が上がっていて、11月11日には決定して通達できる見込みをホームページ上で明らかにした。3都市がどこであるかは記載されていない。
UWWホームページに掲載されている来年の「大会予定」では、依然として「ロシア・クラスノヤルスク」となっているものの、ロシアのウクライナへの侵攻による国際オリンピック委員会(IOC)の制裁によって開催できないことは明らかとし、「currently no organizer」(現在、主催者がいない)と報じている。
代替地として、最近だけでも2013年と2018年の2度、世界選手権を開催したハンガリー・ブダペストが有力視されていた。UWWもそれを認めていたが、来年の国からの予算が決定されており、それに基づいた国からの保証がUWWの定める基準に達していないとのことで、開催はない、と結論づけている。