※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(2022年9月10~18日、セルビア・ベオグラード)
【女子59kg級・優勝】
アナスタシア・ニチタ(Nichita, Anastasia=モルドバ)
1999年2月19日生まれ、23歳。11歳からレスリングを始める。2015年欧州カデット選手権、2016・18年欧州ジュニア選手権などの優勝を経て、2018年世界ジュニア選手権で優勝。2019年には59kg級でU23欧州選手権を制し、シニアの世界選手権57kg級で5位となって東京オリンピックの出場枠を獲得。2020年欧州選手権と同年の個人戦ワールドカップの優勝などを経て臨んだ東京オリンピックは7位だった。
2022年は、59kg級でヤシャ・ドク国際大会(トルコ)、U23欧州選手権、欧州選手権に連続優勝。勢いをもって、2度目の世界選手権で世界一に輝いた。モルドバ女子からは、前年のイリナ・リンガシ(65kg級)に続く世界チャンピオン。
■アナスタシア・ニチタの話「昨日の試合でひざを痛め、ろっ骨も痛くて、決勝はとても不安でした。 あまり攻撃せず、守る中で勝利を目指しました。決勝の最後の(相手の)チャレンジが失敗してくれ、よかったと思いました。何が起こってもおかしくなかったです。
(オリンピック階級の)57kg級に向けて準備を進めています。 以前に闘ったことのある選手もいるので、どうすればいいのかは分かっています。強い米国選手や日本選手もいます。彼女らを倒すために、もっと一生懸命頑張ります」(UWWサイトより)
《1回戦~決勝の成績》=result / トーナメント表
決 勝 ○[4-1]Bullen, Grace Jacob(ノルウェー)
準決勝 ○[7-5]元木咲良(日本)
2回戦 ○[フォール、5:57=10-2]Zhang, Qi(張琪=中国)
1回戦 ○[フォール、2:11=4-0]Beauregard, Laurence(カナダ)
【表彰式】
[2]Bullen, Grace Jacob(ノルウェー)
[3]Wrzesien, Jowita Maria(ポーランド)
[3]元木咲良(日本)
【決勝・動画】
アナスタシア・ニチタ(モルドバ)○[4-1]●Bullen, Grace Jacob(ノルウェー)