※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2022年U23世界選手権第4日は10月20日、スペイン・ポンテベドラで新たに女子5階級が始まり、53kg級の奥野春菜(自衛隊)、57kg級の南條早映(東新住建)、62kg級の尾﨑野乃香(慶大)、65kg級の森川美和(ALSOK)の4選手が決勝進出を決めた。72kg級の新倉すみれ(神奈川大)は3位決定戦へ回る。
U23で3度目の世界一がかかる奥野は、U23欧州選手権2位のアナスタシア・ブライバス(ドイツ)を含めて3試合を勝ち抜いた。決勝はシニアの世界選手権5位のルシア・ヤミレス・イェペス(エクアドル)と闘う。
2019年大会に続く優勝を目指す南條は、シニアの世界選手権3位のフルシナ・アコビイア・アリナ(ウクライナ)にテクニカルフォール勝ちするなど3試合を無失点で勝ち抜いた。U23欧州選手権2位のパトリシャ・ギル(ポーランド)を相手に金メダルをかける。
U20、シニアに続く今年3個目の“世界一”が目標の尾﨑は、昨年優勝で今年のシニア・パンアメリカン選手権を制したアナ・パウラ・ゴディネス(カナダ)を含めて3試合すべてに第1ピリオド、10-0のテクニカルフォール勝ち。決勝の相手は、8月のU20世界選手権で勝っているイリーナ・ボンダー(ウクライナ)。
シニア世界選手権に続く優勝を目指す森川は、昨年2位のカテリナ・ゼレニフ(ウクライナ)ら2選手を破って決勝へ。U23欧州選手権3位のニガル・ミルザザダ(アゼルバイジャン)と対戦する。
新倉は2試合に勝ったあとの準決勝でU23欧州チャンピオンのウィクトリア・チョルジ(ポーランド)に敗れた。U20欧州チャンピオンのイリーナ・ザブロツカ(ウクライナ)との3位決定戦で銅メダルを目指す。
各選手の成績は下記の通り。
【53kg級】奥野春菜(自衛隊) 18選手出場《トーナメント表》
決 勝 Lucia Yamileth YEPEZ GUZMAN(エクアドル)
準決勝 ○[Tフォール、6:00=11-1]Felicity Kay TAYLOR(米国)
3回戦 ○[6-0]Anastasia BLAYVAS(ドイツ)
2回戦 ○[Tフォール、0:31=10-0]Mariana Raimary ROJAS DIAZ(ベネズエラ)
1回戦 BYE
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【57kg級】南條早映(東新住建) 14選手出場《トーナメント表》
決 勝 Patrycja GIL(ポーランド)
準決勝 ○[フォール、0:58=6-0]Siwar BOUSETA(チュニジア)
2回戦 ○[Tフォール、2:30=10-0]Alina HRUSHYNA AKOBIIA(ウクライナ)
1回戦 ○[フォール、2:27=6-0]Maria Victoria BAEZ DILONE(スペイン)
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【62kg級】尾﨑野乃香(慶大) 13選手出場《トーナメント表》
決 勝 Iryna BONDAR(ウクライナ)
準決勝 ○[Tフォール、1:44=10-0]Ana Paula GODINEZ GONZALEZ(カナダ)
2回戦 ○[Tフォール、0:22=10-0]Hsin Ping PAI(台湾)
1回戦 ○[Tフォール、0:53=10-0]Paulina Malgorzata DANISZ(ポーランド)
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【65kg級】森川美和(ALSOK) 11選手出場《トーナメント表》
決 勝 Nigar MIRZAZADA(アゼルバイジャン)
準決勝 ○[6-2]Kateryna ZELENYKH(ウクライナ)
2回戦 ○[Tフォール、4:35=10-0]Asli DEMIR(トルコ)
1回戦 BYE
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【72kg級】新倉すみれ(神奈川大) 11選手出場《トーナメント表》
3決戦 Iryna ZABLOTSKA(ウクライナ)
準決勝 ●[1-3]Wiktoria CHOLUJ(ポーランド)
2回戦 ○[8-0]Brianna Molly FRASER(カナダ)
1回戦 ○[Tフォール、5:28=10-0]Nazar BATIR(トルコ)