※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2022年いちご一会とちぎ国体レスリング競技・最終日は10月5日、栃木・FUKAI SQUARE GARDEN 足利(足利市民体育館)で成年と少年の男子グレコローマンの決勝までが行われた。
成年では、67kg級で2年連続学生王者の曽我部京太郎(愛媛・日体大)が、準決勝で清水賢亮(北海道・自衛隊)、決勝で北條良真(岡山・自衛隊)の社会人選手を連破して優勝した。同選手は2017~19年に少年で3連覇を達成しており、通算で4大会連続優勝。
77kg級は、手術で戦列を離れていたアジア選手権3位の櫻庭功大(秋田・自衛隊)が復帰戦にして優勝。60kg級も2年連続アジア選手権銅メダリストの鈴木絢大(静岡・レスターホールディングス)が勝った。
72kg級は、昨年の全日本選手権と今年の明治杯全日本選抜選手権を勝っている35歳のベテラン、井上智裕(神奈川・FUJIOH)が優勝。5大会連続6度目の優勝を飾った(少年を含めて7度目)。
87kg級は全日本選手権3位の向井識起(広島・自衛隊)が勝ち、同級に上げてから初の栄冠。97kg級は全日本選抜選手権優勝の仲里優力(佐賀・佐賀県スポーツ協会)が制した。130kg級は、世界選手権代表の園田新に代わって出場した奥村聡太(滋賀・拓大)が優勝。代役の役目を果たした。
各階級の成績は下記の通り。
成年男子グレコローマン | 60kg | 67kg | 72kg | 77kg |
1~5位一覧表 | 87kg | 97kg | 130kg |
【60kg級】
▼決勝
鈴木絢大(静岡・レスターホールディングス)○[6-0]●河名真偉斗(広島・自衛隊)
▼準決勝
鈴木絢大(静岡・レスターホールディングス)○[Tフォール、1:55=11-0]●大河原蔵之介(千葉・日体大)
河名真偉斗(広島・自衛隊)○[Tフォール、3:24=9-0]●曽根敬次郎(長野・専大)
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【67kg級】
▼決勝
曽我部京太郎(愛媛・日体大)○[Tフォール、3:53=11-2]●北條良真(岡山・自衛隊)
▼準決勝
曽我部京太郎(愛媛・日体大)○[5-4]●清水賢亮(北海道・自衛隊)
北條良真(岡山・自衛隊)○[Tフォール、3:31=11-1]●井ノ口崇之(京都・自衛隊)
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【72kg級】
▼決勝
井上智裕(神奈川・FUJIOH)○[7-1]●中田翔輝(岡山・日体大)
▼準決勝
井上智裕(神奈川・FUJIOH)○[7-1]●春日井湧雅(岐阜・日体大)
中田翔輝(岡山・日体大)○[4-3]●島袋慶生(新潟・月ヶ岡特別支援学校教)
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【77kg級】
▼決勝
櫻庭功大(秋田・自衛隊)○[6-1]●前田明都(福井・レスターホールディングス)
▼準決勝
櫻庭功大(秋田・自衛隊)○[フォール、1:38=4-0]●水口竣介(奈良・拓大)
前田明都(福井・レスターホールディングス)○[3-2]●日下尚(香川・日体大)
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【87kg級】
▼決勝
向井識起(広島・自衛隊)○[フォール、1:54=3-0]●樋口徹心(兵庫・日体大)
▼準決勝
向井識起(広島・自衛隊)○[Tフォール、5:00=8-0]●藤井達哉(滋賀・後藤回漕店)
樋口徹心(兵庫・日体大)○[7-2]●塩川貫太(長野・水明小教)
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【97kg級】
▼決勝
仲里優力(佐賀・佐賀県スポーツ協会)○[Tフォール、3:32=13-5]●天野雅之(福岡・中大職)
▼準決勝
仲里優力(佐賀・佐賀県スポーツ協会)○[Tフォール、2:06=10-0]●中原陸(栃木・大東大)
天野雅之(福岡・中大職)○[Tフォール、1:57=9-0]●佐川健(神奈川・神奈川大)
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【130kg級】
▼決勝
奥村総太(滋賀・拓大)○[Tフォール、4:53=9-0]●志喜屋正明(沖縄・自衛隊)
▼準決勝
奥村総太(滋賀・拓大)○[Tフォール、4:32=9-0]●山口直人(山口・山口県警)
志喜屋正明(沖縄・自衛隊)○[2-1]●宮内勇真(静岡・神奈川大)