※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(2022年9月15日、セルビア・ベオグラード)
■男子フリースタイル79㎏級・髙橋夢大(日体大=3回戦でブルガリア代表を相手に3-5で逆転負け)「力負けしたわけではない。最後はちょっと弱気になったところが試合に出てしまった。感覚的には全然負ける相手ではなかった。自分の気持ちの持ち方というか、自分の詰めが甘かった。(3回戦まで片足タックルの切れがさえていたことについて)片足タックルはずっと練習してきた。今回も、このタックルからの攻撃で全部ポイントを取った。自分の持ち味が世界で通用したことに関していえば自信になりました。
(2度目の世界選手権出場について)前回はまだ高校生だったので、自分がどこまで世界とやりあえるのか分からず、挑戦がテーマだった。今回は結果に対するこだわりを一番に考えてやってきた。上半身は人並みにあるので、下半身でタックルを持っていくイメージでやっていた。今回も片足に入って前に出てポイントをとることができた。トレーニングの成果は出ていたんじゃないかと思います」
■男子フリースタイル86kg級・白井勝太(クインテット=2回戦でプエリトルコの選手に0-11で敗北)「予想していたより相手の力が強かった。それでも、ばてさせて、第2ピリオドで勝負しようと思ったけど、向こうは全然ばてなかった。今までやってきたことが通用せず、崩すことができなかった。そこが誤算でした。
(4年ぶりの世界選手権だったことについて)自分の持ち味であるスタミナを活かし勝ちにこだわろうと思っていました。実際にやってみたら、世界の壁は高かった。でも、今回は初戦を突破することができたので(前回は初戦敗退)、そこは評価したい。これから12月の天皇杯(全日本選手権)に向けてしっかり度準備していきたい」
■男子フリースタイル125㎏級・山本泰輝(自衛隊=初戦でハンガリーの選手に0-7で敗退)「自分の持ち味のタックルをいかして点を取っていこうと思っていました。点を取れることができなくて、ショックです。(初戦の相手である)ハンガリーは攻めてくる選手ではなかったけど、自分からテークダウンを取れなかった。
(フィジカルを強化して臨んだことについて)コンディションもメンタル面もかなりよかったんですけど…。今大会は、自分のレスリングをすることをテーマに臨みました。タックルに入るまではできていたけれど、テークダウンまでは取れなかった。その練習をもっとして、確実に点をとれるようにして天皇杯(全日本選手権)に臨みたい」