※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2022年世界選手権第6日は9月15日、男子フリースタイル4階級がスタート。準決勝までが行われ、70kg級の成國大志(MTX GOLDKIDS)が3試合を勝ち抜いて決勝進出を決めた。79kg級の髙橋夢大(日体大)、86kg級の白井勝太(クインテット)、125kg級の山本泰輝(自衛隊)の3選手は上位進出ならなかった。
成國は、1回戦でナビーン(インド)、2回戦でタルガト・シルバス(カザフスタン)という今年のアジア選手権3位の2選手を撃破。3回戦は2020年アジア選手権優勝のイリャス・ベクムラトフ(ウズベキスタン)にテクニカルフォール勝ち。
準決勝は今年のアジア選手権決勝で勝ったエルナザ・アクマタリエフ(キルギス)と大激闘の末、10-10のラストポイントで勝利(相手のチャレンジ失敗で最終のスコアは11-10)。アジアの強豪を続けざまに破り、初出場で決勝進出を決めた。決勝は、全米学生(NCAA)選手権3度優勝の実績を持つゼイン・レザフォード(米国)と対戦する。
髙橋は1回戦を不戦勝、2回戦で昨年5位のアルマン・アバギャン(アルメニア)を7-6で下したが、3回戦で欧州選手権9位のアリ・パシャ・ウマルパシャエフ(ブルガリア)にラスト3秒で逆転負け。ウマルパシャエフが続く準決勝で敗れ、敗者復活戦の道が断たれた。
白井は1回戦でアジア選手権3位のウズベキスタン選手を破ったものの、2回戦でプエルトリコ選手に黒星。山本は初戦でハンガリー選手に敗れ、ともに敗者復活戦に回れなかった。
125kg級にカザフスタン代表で出場したオレッグ・ボルチン(新日本プロレス職)は、3回戦で昨年3位のルハグバゲレル・ムンフツル(モンゴル)に敗れたものの、敗者復活戦に回ることになった。銅メダルを目指す。
各選手の成績は下記の通り。
【70kg級】成國大志(MTX GOLDKIDS) 28選手出場《トーナメント表》
決 勝 Zain Allen RETHERFORD(米国)=16日に実施
準決勝 ○[11-10]Ernazar AKMATALIEV(キルギス)
3回戦 ○[Tフォール、1:37=11-0] Ilyas BEKBULATOV(ウズベキスタン)
2回戦 ○[フォール、5:21=11-4]Syrbaz TALGAT(カザフスタン)
1回戦 ○[6-1]Naveen NAVEEN(インド)
---------------------------------
【79kg級】髙橋夢大(日体大) 32選手出場《トーナメント表》
3回戦 ●[3-5]Ali Pasha Ruslanovich UMARPASHAEV(ブルガリア)
2回戦 ○[7-6]Arman AVAGYAN(アルメニア)
1回戦 ○[不戦勝]Assane Alexis BALLO(コートジボアール)
※敗者復活戦に回れず
---------------------------------
【86kg級】白井勝太(クインテット) 30選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[Tフォール、4:38=0-11]Ethan Adrian RAMOS(プエルトリコ)
1回戦 ○[4-3]Bobur ISLOMOV(ウズベキスタン)
※敗者復活戦に回れず
---------------------------------
【125kg級】山本泰輝(自衛隊) 24選手出場《トーナメント表》
1回戦 ●[0-7]Daniel LIGETI(ハンガリー)
※敗者復活戦に回れず
《日本関連選手》
【125kg級】オレッグ・ボルチン(新日本プロレス職) 24選手出場《トーナメント表》
敗復戦 Khasanboy RAKHIMOV(ウズベキスタン)=16日に実施
3回戦 ●[2-4]Lkhagvagerel MUNKHTUR(モンゴル)
2回戦 ○[6-0]Jere Tapani HEINO(フィンランド)
1回戦 BYE