セルビアが2階級で優勝、計4階級を制覇…2022年世界選手権・第3日（男子グレコローマン・ファイナル）

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

　【ベオグラード（セルビア）】2022年世界選手権第3日は9月12日、セルビア・ベオグラードで男子グレコローマン4階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、地元のセルビアが前日に続いて2階級で優勝した。

　63kg級は昨年8位のセバスチャン・ナドが欧州チャンピオンのレリ・アブラーゼ（ジョージア）を3－1で撃破。67kg級は昨年の欧州チャンピオンのマテ・ネメスが、昨年のオリンピック＆世界王者のモハマド・レザ・アブドルハム・ゲラエイ（イラン）に0－4とリードされながら5－4で逆転勝ちした。

昨年のオリンピック＆世界王者を破って優勝のマテ・ネメス（セルビア）

　前日優勝の2選手は他国から国籍を変えた選手だが、この日の2選手はともにセルビアの出身。ネメスの兄、ビクトル・ネメスは2017年世界選手権の75kg級で優勝しており、兄弟で世界王者に到達した。

　97kg級は、2016年リオデジャネイロ・オリンピックの覇者、アルトゥール・アレクサニャン（アルメニア）が、欧州チャンピオンのキリル・ミロフ（ブルガリア）に5－1で勝利。2014・15・17年に続き4度目の優勝を遂げた。82kg級は昨年2位のブルハン・アクブダク（トルコ）が優勝した。

　各階級のファイナル成績は下記の通り。

男子グレコローマン

　【63kg級】＝30選手出場

　▼決勝
Sebastian NAD（セルビア）○［3-1］●Leri ABULADZE（ジョージア）

　▼3位決定戦
Taleh MAMMADOV（アゼルバイジャン）○［10-4］●Hrachya POGHOSYAN（アルメニア）
Erbatu TUO（中国）○［4-1］●Ali Reza NEJATI（イラン）

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　【67kg級】＝30選手出場

　▼決勝
Mate NEMES（セルビア）○［5-4］●Mohammadreza GERAEI（イラン）

　▼3位決定戦
Hasrat JAFAROV（アゼルバイジャン）○［8-2］●Murat FIRAT（トルコ）
Amantur ISMAILOV（キルギス）○［Ｔフォール、5:33=17-8］●Joni KHETSURIANI（ジョージア）

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　【82kg級】＝25選手出場

　▼決勝
Burhan AKBUDAK（トルコ）○［7-6］●Jalgasbay BERDIMURATOV（ウズベキスタン）

　▼3位決定戦
Tamas LEVAI（ハンガリー）○［3-1］●Rafig HUSEYNOV（アゼルバイジャン）
Yaroslav FILCHAKOV（ウクライナ）○［3-1］●Gela BOLKVADZE（ジョージア）

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　【97kg級】＝29選手出場

　▼決勝
Artur ALEKSANYAN（アルメニア）○［5-1］●Kiril MILOV（ブルガリア）

　▼3位決定戦
Arif NIFTULLAYEV（アゼルバイジャン）○［2-1］●Nikoloz KAKHELASHVILI（イタリア）
Mohammadhadi SARAVI（イラン）○［6-1］●Metehan BASAR（トルコ）