※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【ベオグラード(セルビア)】2022年世界選手権第2日は9月11日、セルビア・ベオグラードで男子グレコローマン4階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、3位決定戦に進んだ55kg級の塩谷優(拓大)が勝って銅メダルを獲得した。
塩谷は、この日の敗者復活戦でイタリアの選手にテクニカルフォールで圧勝。3位決定戦では、2020年パンアメリカン選手権優勝のマックス・ノウリー(米国)相手に第1ピリオドを7-0とリード。第2ピリオドは無理な攻撃をすることなくノウリーの攻撃をかわし、7-0のスコアで勝った。
塩谷は今年、4月のアジア選手権(モンゴル)優勝、7月の「ピトラシンスキ国際大会」(ポーランド)優勝に続く国際大会のメダル獲得。2001年10月27日生まれで、この日が「20歳10ヶ月15日」。日本男子グレコローマンでは歴代3位となる若き世界選手権メダリストとなった。
男子グレコローマンの最軽量級では、2019年以来、3大会連続でのメダル獲得。日本男子(両スタイル)では、2017年大会以降、5大会連続でメダルを取った。
各試合の成績は下記の通り。(撮影=保高幸子)
【55kg級】塩谷優(拓大) 3位=18選手出場《トーナメント表》
3決戦 ○[7-0]Max Emiliano NOWRY(米国)
敗復戦 ○[Tフォール、0:55=9-0]Giovanni FRENI(イタリア)
(以下、前日に実施)
3回戦 ●[Tフォール、3:47=0-9]Azizli, Eldaniz(アゼルバイジャン)
2回戦 ○[Tフォール、3:17=9-0]Koriun SAHRADIAN(ウクライナ)
1回戦 ○[Tフォール、1:53=8-0] Jiahao LIU(中国)
(以下、前日に終了。最終順位を入れた成績)
【72kg級】堀江耐志(自衛隊) 20位=25選手出場《トーナメント表》
1回戦 ●[3-7]Ibragim MAGOMADOV(カザフスタン)
※敗者復活戦に回れず
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【77kg級】屋比久翔平(ALSOK) 13位=33選手出場《トーナメント表》
3回戦 ●[5-6]Rui LIU(中国)
2回戦 ○[4-3]Oliver Marco KRUEGER(デンマーク)
1回戦 BYE
※敗者復活戦に回れず
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【87kg級】角雅人(自衛隊) 20位=30選手出場《トーナメント表》
1回戦 ●[Tフォール、4:06=2-12]Alex KESSIDIS(スウェーデン)
※敗者復活戦に回れず