※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2022年U20世界選手権第3日は8月17日、ブルガリア・ソフィアで男子フリースタイル5階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、61kg級の西内悠人(高知・高知南高)が優勝、74kg級の神谷龍之介(三重・いなべ総合学園高)が銀メダルを獲得した。日本としては、この大会で3大会連続でチャンピオン輩出となった。
西内は、7月のU20アジア選手権優勝のアーミン・ハビブザデフ・サロウコラエイ(イラン)と対戦。第1ピリオドを0-3とリードされたが、第2ピリオドに反撃し、終盤に3-3へ。このままではビッグポイントの差で勝てないケースだったが、ラスト13秒に2点を取り、逆転した。
国際大会では、2018年アジア・スクールボーイ(現U15)選手権優勝、2019年世界カデット(現U17)選手権3位以来の優勝。「世界ジュニア選手権」時代から、現在の年齢区分(18~20歳)になって男子高校選手が優勝するのは日本初。
神谷は今年のU23&20欧州選手権を制しているジャブライル・ガジエフ(アゼルバイジャン)に、第1ピリオドにフォールで敗れ、金メダルに手が届かなかった。2019年U15アジア選手権3位以来の国際大会優勝。
敗者復活戦に回った三浦哲史(拓大)は敗れ、上位進出はならなかった。
男子フリースタイルは全日程を終了し、前日と合わせて「金1・銀1・銅1」を獲得。国別対抗得点は60点で7位だった。優勝は3階級制覇のイランで、2位に米国、3位にインドが入った。
各選手の成績は下記の通り。
【61kg級】西内悠人(高知・高知南高) 優勝=21選手出場《トーナメント表》
決 勝 ○[5-3]Armin Mehdi HABIBZADEHSAROUKOLAEI(イラン)
(以下、前日実施)
準決勝 ○[16-8]Kumar MOHIT(インド)
3回戦 ○[8-0]Jeyhun ALLAHVERDIYEV(アゼルバイジャン)
2回戦 ○[6-1]Hayk ABRAHAMYAN(アルメニア)
1回戦 BYE
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【74kg級】神谷龍之介(三重・いなべ総合学園高) 2位=22選手出場《トーナメント表》
決 勝 ●[フォール、1:44=0-4]Dzhabrail GADZHIEV(アゼルバイジャン)
(以下、前日実施)
準決勝 ○[9-2]Sagar JAGLAN(インド)
3回戦 ○[12-8]Gheorghi CARA(モルドバ)
2回戦 ○[3-2]Iliyas YERBOLATOV(カザフスタン)
1回戦 BYE
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【92kg級】三浦哲史(拓大) 17位=19選手出場《トーナメント表》
敗復戦 ●[フォール、0:49=2-4]Krisztian Gabor ANGYAL(ハンガリー)
(以下、前日実施)
2回戦 ●[Tフォール、4:15=0-10]Amirhossein Biglar FIROUZPOURBANDPEI(イラン)
1回戦 BYE
(以下、前日に終了。確定順位を記載)
【125kg級】藤田龍星(日大) 11位=12選手出場《トーナメント表》
1回戦 ●[2-8]Georgi Lyubomirov IVANOV(ブルガリア)
※敗者復活戦に回れず