2022.06.14

【6.16~19明治杯全日本選抜選手権・展望(29)】オリンピックと世界選手権のチャンピオンが激突か…女子50kg級

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 

 今年の世界選手権(9月10~18日、セルビア・ベオグラード)の日本代表を決める2022年明治杯全日本選抜選手権は、6月16日(木)~19日(日)に東京・駒沢体育館で行われる。昨年12月の天皇杯全日本選手権で優勝した選手が勝てば日本代表に決定。別の選手が勝てば、当日の全試合終了後、両者でプレーオフを行い、勝者が日本代表。各階級の見どころを探った。

《大会要項》 /  《大会日程=各日の実施階級》 / 《観戦チケット販売》

女子50kg級・展望(2022年6月19日実施)

※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。

2019年4月のジュニアクイーンズカップで対戦した須﨑優衣(赤=現キッツ)と吉元玲美那(至学館大)。3年2ヶ月ぶりの対戦、実現するか

 東京オリンピック金メダルの須﨑優衣(キッツ)が約10ヶ月ぶりに大会に出場する。全日本選手権2連覇の吉元玲美那(至学館大)が世界選手権とアジア選手権を制した実績を携えて挑む。

 両者はこれまで2度対戦しており、2018年ジュニアクイーンズカップでは須﨑が11-0でテクニカルフォール勝ちしているが、2019年の同大会では須﨑が2-1で勝利。実力は接近している。

 全日本選手権で吉元と接戦を展開し、1-2で惜敗した伊藤海(早大)の殊勲達成はあるか。

《歴代優勝選手》=男子フリースタイル男子グレコローマン女 子


2021年全日本選手権 クリック

 ▼決勝
吉元玲美那(至学館大)○[2-1]●伊藤海(早大)

 ▼3位決定戦
五十嵐未帆(明光ネットワークジャパン)○[Tフォール、6:00=15-2]●森川晴凪(愛知・至学館高)


エントリー選手(10選手)

※昨年の東京オリンピック、世界選手権代表、全日本選手権のこの階級の1~3位以外はアイウエオ順

須﨑優衣

吉元玲美那

伊藤海

《2021年東京オリンピック優勝》
須﨑優衣(すさき・ゆい=キッツ)
1999年6月30日生まれ、22歳。千葉県出身。JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高~早大卒。155cm。2019年全日本選手権優勝

《2021世界選手権優勝/2021年全日本選手権優勝》
吉元玲美那(よしもと・れみな=至学館大)
2000年8月1日生まれ、21歳。埼玉県出身。埼玉・埼玉栄高卒。151cm。2022年アジア選手権優勝

《2021年全日本選手権2位》
伊藤海(いとう・うみ=早大)
2002年5月31日生まれ、20歳。大阪府出身。京都・網野高卒。152cm。2022年ジュニアクイーンズカップU20優勝 

坂本由宇(さかもと・ゆう=神奈川大)
2003年9月8日生まれ、18歳。東京都出身。JOCエリートアカデミー/東京・帝京高卒。153cm。2021年全日本選抜選手権3位

櫻井はなの(さくらい・はなの=育英大)
2002年12月19日生まれ、19歳。高知県出身。愛知・至学館高卒。147cm。2021年全日本学生選手権3位

中村未優(なかむら・みゆう=Sports Design Lab)
1998年7月13日生まれ、23歳。埼玉県出身。埼玉・埼玉栄高~専大卒。154cm。2020年全日本選手権3位

眞柄美和(まがら・みわ=愛知・至学館高)
2004年9月11日生まれ、17歳。三重県出身。151cm。2021年インターハイ47kg級2位

森川晴凪(もりかわ・はるな=愛知・至学館高)
2004年5月25日生まれ、18歳。三重県出身。155cm。2021年インターハイ優勝

宮原乙葉(みやはら・おとは=育英大)
2000年12月1日生まれ、21歳。群馬県出身。群馬・市立太田高卒。151cm。2021年東日本学生選手権優勝

米原実穂(よねはら・みのりほ=至学館大)
2002年11月21日生まれ、19歳。三重県出身。愛知・至学館高卒。147cm。2021年全日本学生選手権2位