※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2022年東日本学生リーグ戦最終日は5月20日、東京・駒沢体育館で行われ、一部リーグ3回戦で日体大が拓大を5-2で破り、1~4位の決勝リーグで3戦全勝。2019年の前回大会から2度の中止をはさみ、2大会連続28度目の優勝を遂げた。
日体大は、負傷で2階級を欠場した拓大に対し、第1試合で高田煕が勝利。続く試合を落としたものの、74kg級の髙橋海大から3連勝してチームの勝利を決め、さらに65kg級の堤泰樹も勝って5試合に勝った。前日、日体大に敗れた山梨学院大は早大を4-3で下し、2勝1敗で2位へ。3位が拓大、4位が早大。
前回大会の二部リーグで初出場初優勝して一部リーグへ昇格した育英大は、初日の予選グループで3位となって9~12位の決勝グループへ。育英大と神奈川大が2勝1敗となり、試合の勝ち数の差で育英大が9位となった。
総当たりで行われた二部リーグは、この日の5回戦で立大が防大を破り、5戦全勝で優勝。慶大との入れ替え戦も4-3で勝ち、一部リーグ昇格を決めた。立大が一部リーグに在籍したのは1962年大会(当時は一部8大学)までさかのぼり、来年は61年ぶりに一部リーグで闘う。2016年の慶大の「45年ぶり」を上回り、最長の期間を乗り越えての一部昇格。
東北学院大と国際武道大による学連選抜チームは4勝1敗の好成績をマークした。規定によって入れ替え戦には出場できず、3位の日本ウェルネススポーツ大が初めて入れ替え戦に出場したが、大東大の壁にはね返された。
各試合結果は下記の通り。(撮影=矢吹建夫)《デジタル・パンフレット》
星 取 表 | 上位順位・個人賞 | 一部・1~4位(内訳) | 一部・5~8位(内訳) |
二部(内訳) | 入替戦(内訳) | 一部・9~12位(内訳) | 一部・13~16位(内訳) |
《個人賞》
【一部リーグ・最優秀選手賞】伊藤飛未来(日体大)、【一部リーグ・敢闘賞】後藤玲空(山梨学院大)、【二部リーグ・最優秀選手賞】河村歩(立大)、【二部リーグ・敢闘賞】鈴木海斗(学連選抜=国際武道大)、【最優秀監督賞】松本慎吾(日体大)、【ゴールデンホイッスル賞】大河原蔵之介(日体大)
【決勝リーグ1~4位グループ】
▼3回戦
日体大○[5-2]●拓大、山梨学院大○[4-3]●早大
《順位》[1]日体大 3勝、[2]山梨学院大 2勝1敗、[3]拓大 1勝2敗、[4]早大 3敗
-------------------------------------
【決勝リーグ5~8位グループ】
▼3回戦
中大○[6-1]●専大、日大○[5-2]●国士舘大
《順位》[5]国士舘大 2勝1敗(勝数12)、[6]中大 2勝1敗(勝数11)、[7]日大 1勝2敗(勝数11)、[8]専大 1勝2敗(勝数8)
-------------------------------------
【決勝リーグ9~12位グループ】
▼3回戦
育英大○[4-3]●東洋大 神奈川大○[4-3]●青山学院大
《順位》[9]育英大 2勝1敗(勝数11=勝ち点47)、[10]神奈川大 2勝1敗(勝数11=勝ち点42)、[11]東洋大 1勝2敗(勝数10=勝ち点43)、[12]青山学院大 1勝2敗(勝数10=勝ち点38)
-------------------------------------
【決勝リーグ13~16位グループ】
▼3回戦
明大○[6-1]●慶大、法大○[5-2]●大東大
《順位》[13]明大 3勝、[14]法大 2勝1敗、[15]大東大 1勝2敗、[16]慶大 3敗
▼5回戦
立大○[6-1]●防大、日本ウェルネススポーツ大○[4-3]●東海大、学連選抜○[5-1]●東大
《順位》[1]立大 5勝、[2]学連選抜 4勝1敗、[3]日本ウェルネススポーツ大 3勝2敗、[4]東海大 2勝3敗、[5]防大 1勝4敗、[6]東大 5敗
立大○[4-3]●慶大、大東大○[7-0]●日本ウェルネススポーツ大
(立大は一部昇格、大東大は一部残留)