※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界レスリング連盟(UWW)が発表する2022年2月の「レスラー・オブ・ザ・マンス」(月間最優秀選手賞)に、男子フリースタイルのアミール・モハマド・ヤズダニ(イラン=70kg級)、女子のチェレンチメド・スヘー(モンゴル=62kg級)、男子グレコローマンのユヌス・バサール(トルコ=77kg級)、の3選手が選ばれた。
昨年の世界選手権65kg級2位のヤズダニは、UWWランキング大会「ヤシャ・ドク国際大会」(トルコ)の70kg級で優勝。4試合の総ポイントが31-3の圧勝で、これが初の国際大会の優勝。これまで2019年U23アジア選手権など4大会で銀か銅のメダル獲得はあったが、優勝はなかった。
2014年世界選手権60kg級優勝スヘーも同大会での優勝が評価された。初戦で2019年世界2位・2021年東京オリンピック3位のタイベ・ユセイン(ブルガリア)をフォールで破ったあと、2016年リオデジャネイロ・オリンピック58kg級銅メダリストのサクシ・マリク(インド)とマルワ・アムリ(チュニジア)にそれぞれフォール勝ちとテクニカルフォール勝ち。
決勝は世界チャンピオンのアイスルー・チニベコワ(キルギス)のいるブロックを勝ち上がった1月のヤリギン国際大会(ロシア)2位のメイセイ・キルティ(米国)をテクニカルフォールで破った。
バサールはUWWランキング大会「ベービ・エムレ&ハミット・カプラン国際大会」(トルコ)の準決勝で2017年75kg級世界チャンピオンのビクトル・ネメス(セルビア)を1-1のラストポイントによって撃破。決勝は昨年の世界選手権2位のサナン・スレイマノフ(アゼルバイジャン)を2-1で破って優勝。2016年U23欧州選手権以来、6年ぶりに国際大会のタイトルを獲得した。