※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
ブルガリア協会はホームページで、女子72kg級で世界選手権5度優勝のスタンカ・ズラテバ(ブルガリア)が女子ジュニア・コーチに就任したことを発表した。
同選手は2008年北京オリンピックと2012年ロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得。両大会を合わせた「金5・銀2・銅1」は、世界7位の記録。欧州選手権でも6度優勝。2015年頃に現役を引退し、ブルガリア国内で指導を続けていた。
ロシア・ダゲスタン共和国のホームページは、双子のオリンピック王者としてソ連を代表する選手だったアナトリー・ベログラゾフ(ロシア)が、中国女子のヘッドコーチに就任することを報じた。
同氏は、1978年世界選手権の男子フリースタイル52kg級で高田裕司(元日本協会専務理事)の世界5連覇を阻止して優勝。1980年モスクワ・オリンピックで勝ち、1982年世界選手権57kg級では富山英明(現日本協会会長)を破って優勝。日本の“2大強豪”を破った実績の持ち主。
これまで、ロシアのほか、カナダ、オーストラリア、ベラルーシでコーチの実績がある。
双子の弟のセルゲイ・ベログラゾフは1980年モスクワのほか1988年ソウル大会でも優勝。世界選手権を含めて8度世界一に輝き、1993年から1998年まで日本でコーチしていた。