※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
1月27日からロシア・クラスノヤルスクで行われている「ヤリギン国際大会」の女子57kg級で、昨年の世界選手権同級優勝のヘレン・マルーリス(米国)が優勝。2022年の第1戦を飾った。
マルーリスは、世界選手権5位のベロニカ・チュミコワ(ロシア)ら3選手を破って決勝へ進出。対戦相手の東京オリンピック53kg級代表のオルガ・ホロシャフツェワ(ロシア)が体調不良で棄権し、不戦勝によって優勝が決まった。同選手がこの大会で優勝するのは初めて。
同大会は男子フリースタイルと女子が実施され、ロシア最高レベルの国際大会と言われている。2019年世界選手権と東京オリンピックを連覇した68kg級のタミラ・メンサ・ストック(米国)は2017~19年に3年連続で優勝し、世界一へ昇り詰めている。
今年はフランスで予定されていた「アンリ・デグラナ国際大会」が新型コロナウィルス感染拡大で中止となっており、大規模な国際大会はこの大会が初。地元のロシアのほか、米国、アゼルバイジャン、ベラルーシ、モンゴル、カザフスタン、キルギスなどから参加している。