※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界レスリング連盟(UWW)は1月27日、ホームページでルールの微修正を発表。アクティビティ・タイムにおけるポイントや場外逃避、トーナメント表の形態の変更などが、すぐに実施されることになった。(詳細は、近日中に審判委員会から発表されます)
男子フリースタイルと女子の試合で採用されているアクティビティ・タイムは、消極的と判断された選手が30秒の間ポイントを取らないと、相手が1点を獲得し、その間に相手がポイントを取った場合は、そこでアクティビティ・タイムが終了した。そのため、30秒を守って確実に1点を取る戦法が数多く見られた。
新ルールでは、相手が攻撃してポイントを取った場合でも、消極的な選手が30秒以内にポイントを取れなかったときは、相手にさらに1点が加わる。
場外逃避については、例えば足が場外に出た場合、これまでは「場外」による1失点のみだったケースもあったが、コーション・ポイントの1点が加わって計2点を失うケースが増えることになる(テークダウンの場合は計3失点)。
その他、チャレンジを要求するタイミングや、U17・U15・ベテランズは試合時間が短いため、口頭注意なくパッシブが課せられる(フリースタイルは「アクティビティ・タイム」、グレコローマンは「オーダーズパーテレ」になる)などの変更が実施される。
トーナメント表は、これまでQualification Round(本HPでは「1回戦」と表記。「予備戦」と呼ばれる場合もあります)が下方に集中していたが、上下にバランスよく配置される。