※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2021年内閣総理大臣杯全日本大学選手権最終日は11月14日、栃木・足利市民体育館で3階級の決勝までが行われ、すべて日体大と日大の対戦となった決勝は、86kg級で白井達也(日体大)、97kg級で石黒隼士(日大)、125kg級で吉田ケイワン(日大)が優勝。前日に4階級で優勝した日体大は合計5階級を制し、大学対抗得点で87点をマーク。2位の日大(54,5点)に大差をつけて2年連続22度目の優勝を遂げた。
1997~2001年を含めた8階級実施の大会で、優勝得点「87点」は最高得点。これまでは1997年優勝の日大の「75点」が最高だった。日体大は10月の全日本大学グレコローマン選手権でも団体優勝を遂げており、3年ぶりに大学の二冠王者を制した。
石黒は2019・20年の86kg級を含めて3年連続優勝を達成した。白井は10月の全日本学生選手権同級に続く優勝。吉田も同97kg級優勝に続き、2階級にわたる学生二冠王者に輝いた。吉田は2019年97kg級でも優勝しており、この大会2度目の優勝。
最優秀選手に授与される文部科学大臣賞は、65kg級優勝の山口海輝(日体大)が受賞した。
各階級の成績は下記の通り。(撮影=保高幸子)
1~8位一覧表 | 86kg級 | 97kg級 | 125kg級 | 大学対抗得点 |
《大学対抗得点》
[1]日体大 87点、[2]日大 54.5点、[3]拓大 40点、[4]山梨学院大 30.5点、[5]専大 29.5点、[6]早大 20点、[7]明大 14点、[8]国士舘大 12.5点
【文部科学大臣賞】山口海輝(65kg級=日体大)
【86kg級】=25選手出場
▼決勝
白井達也(日体大)○[5-0]●藤田悠(日大)
▼3位決定戦
山田修太郎(山梨学院大)○[Tフォール、5:03=13-2]●田中勝大(拓大)
川原大夢(専大)○[4-3]●市川アンディ(神奈川大)
▼準決勝
藤田悠(日大)○[フォール、4:23=3-6]●山田修太郎(山梨学院大)
白井達也(日体大)○[Tフォール、4:05=10-0]●市川アンディ(神奈川大)
《7・8位順位》[7]河津佑季(日本文理大)、[8]三木翔永(法大)
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【97kg級】=22選手出場
▼決勝
石黒隼士(日大)○[フォール、0:15=4-0]●丸山純樹(日体大)
▼3位決定戦
中原陸(大東大)○[Tフォール、1:20=10-0]●坂井孝太朗(明大)
井筒勇人(拓大)○[Tフォール、2:47=12-2]●大津拓馬(山梨学院大)
▼準決勝
丸山純樹(日体大)○[8-3]●坂井孝太朗(明大)
石黒隼士(日大)○[Tフォール、1:12=10-0]●井筒勇人(拓大)
《7・8位順位》[7]品田陽平(法大)、[8]丸目哲郎(専大)
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【125kg級】=19選手出場
▼決勝
吉田ケイワン(日大)○[9-2]●アビッド・ハルーン(日体大)
▼3位決定戦
山本壮汰(拓大)○[7-5]●出頭海(中大)
谷崎匠(山梨学院大)○[2-1]●森右秀(中京学院大)
▼準決勝
吉田ケイワン(日大)○[Tフォール、1:58=10-0]●出頭海(中大)
アビッド・ハルーン(日体大)○[4-2]●谷崎匠(山梨学院大)
《7・8位順位》[7]中塚健太(日本文理大)、[8]山口浩一(神奈川大)