※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2021年世界選手権の男子グレコローマン55kg級で松井謙(日体大)が「20歳8ヶ月23日」の若さで優勝。これまで日本男子グレコローマンの最年少世界王者だった文田健一郎(2017年=59kg級)を上回り、同スタイルの最年少世界王者となった。
メダリストとして考えても、2019年に銅メダルを取った小川翔太(55kg級)の「20歳9ヶ月17日」を塗り替える記録となった。
男子フリースタイルを合わせると、2018年の乙黒拓斗(19歳10ヶ月9日=65kg級)、1974年の高田裕司(20歳6ヶ月14日=52kg級)に続く歴代3位の記録。
今年4月のアジア選手権(カザフスタン)では、同級の塩谷優(拓大)が「19歳5ヶ月17日」で優勝し、両スタイルを通じた日本最年少のアジア王者に輝いたばかり。グレコローマンで続けざまに快挙が達成された。10代の世界チャンピオンが誕生するのは、いつか?
日本男子の若きオリンピック&世界チャンピオン、男子グレコローマンのメダリストは下記の通り。
(注)★はオリンピック、無印は世界選手権。
No. | 年 齢 | 選手名 | 年 | 階 級 | ||
1 | 19歳 | 10ヶ月9日 | 乙黒拓斗 | 2018年 | フリースタイル65kg級 | |
2 | 20歳 | 6ヶ月14日 | 高田裕司 | 1974年 | フリースタイル52kg級 | |
3 | 〃 | 8ヶ月23日 | 松井 謙 | 2021年 | グレコローマン55kg級 | |
4 | 〃 | 9ヶ月11日 | 富山英明 | 1978年 | フリースタイル57kg級 | |
5 | 21歳 | 5ヶ月24日 | 堀内岩雄 | 1963年 | フリースタイル70kg級 | |
6 | 〃 | 7ヶ月1日 | 高田裕司 | 1975年 | フリースタイル52kg級 | |
7 | 〃 | 8ヶ月2日 | 渡辺長武 | 1962年 | フリースタイル63kg級 | |
8 | 〃 | 8ヶ月4日 | 文田健一郎 | 2017年 | グレコローマン59kg級 | |
9 | 〃 | 8ヶ月14日 | 池田三男 | ★ | 1956年 | フリースタイル73kg級 |
10 | 〃 | 9ヶ月2日 | 上武洋次郎 | ★ | 1964年 | フリースタイル57kg級 |
11 | 〃 | 9ヶ月11日 | 富山英明 | 1979年 | フリースタイル57kg級 |
年 齢 | 選 手 | 階級・成績 | 年・大会・場所 |
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20歳8ヶ月 | 松井 謙 | 55kg級・金 | 2021年世界選手権(ノルウェー) |
20歳9ヶ月 | 小川翔太 | 55kg級・銅 | 2019年世界選手権(カザフスタン) |
21歳8ヶ月 | 文田健一郎 | 59kg級・金 | 2017年世界選手権(フランス) |
22歳1ヶ月 | 西口茂樹 | 62kg級・銅 | 1987年世界選手権(フランス) |
22歳7ヶ月 | 太田 忍 | 59kg級・銀 | 2016年リオデジャネイロ・オリンピック |
22歳8ヶ月 | 宮原厚次 | 52kg級・ 銀 | 1981年世界選手権(ノルウェー) |
22歳9ヶ月 | 佐々木文和 | 48kg級・銅 | 1981年世界選手権(ノルウェー) |