※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(2021年8月6~7日、千葉・幕張メッセ)
【男子フリースタイル97kg級・優勝】
アブデュラシド・サデュラエフ(Sadulaev, Abdulrashid=ROC)
1996年5月9日生まれ、25歳。2012・13年に世界カデット選手権(76・85kg級)で優勝。2014・15年の2度の世界選手権86kg級や、2015年欧州大会を含めて負け知らず。10代で2年連続世界一に輝いた選手は史上初めて。無敵の白星街道をひた走って2016年リオデジャネイロ・オリンピック王者に輝いた。
2017年から97kg級へ。世界選手権でリオデジャネイロ同級王者のカイル・スナイダー(米国)とのオリンピック王者同士の対戦となり、5-6で敗れた。2018年大会でリベンジし、97kg級で初の世界一へ。2019年にも勝ち、2020年個人戦ワールドカップ優勝などを経てオリンピック連覇を達成。
■アブデュラシド・サデュラエフの話「信じられない、素晴らしい。オリンピックで優勝する気分は、5年前に経験しています。しかし、王者になることより、王者を続けることの方が難しい。だからこそ、今日は夢の中にいるようです。正直言って、力を使い果たし、今は何も感じることはありません。たぶん、いつか話すことができるでしょう」
《1回戦~決勝の成績》=result / トーナメント表
決 勝 ○[6-3]Snyder, Kyle Frederick(米国)
準決勝 ○[4-0]Salas Perez, Reineris(キューバ)
2回戦 ○[Tフォール、3:35=10-0]Odikadze, Elizbar(ジョージア)
1回戦 ○[5-0]Sharifov, Sharif(アゼルバイジャン)
【表彰式】
[2]Snyder, Kyle Frederick(米国)
[3]Conyedo Ruano, Abraham de Jesus(イタリア)
[3]Salas Perez, Reineris(キューバ)