※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(2021年8月5~6日、千葉・幕張メッセ)
【女子53kg級・優勝】
向田真優(Mukaida, Mayu=日本)
1997年6月22日生まれ、24歳。5歳からレスリングを始め、国内外を問わず同世代の大会で優勝を重ねる。2014年ユース・オリンピック52kg級優勝、2016年全日本選抜選手権53kg級優勝と飛躍し、2016年世界選手権55kg級で優勝。
2017年は53kg級で闘い、アジア選手権で優勝したものの、世界選手権は銀メダルに終わった。2018年は55kg級に戻して世界チャンピオンへ返り咲き。再度53kg級へ戻し、2019年世界選手権と2020年アジア選手権はともに2位に終わるつまずきを経験したが、それを乗り越えてオリンピック金メダルを手にした。
■向田真優の話「ここに来るまで、(婚約者の志土地翔大コーチと)2人でやっていく中で、たくさんの人たちに2人で練習できる環境を作っていただいて、本当に感謝しています。(志土地コーチの目にも涙)自分よりも本当に苦しいことがたくさんあったと思うけど、いつも励ましてもらった。この大会で優勝することを目標にやっていたので、うれしいです。
(試合は)最後は神頼みをする気で、絶対に勝つという思いを持ち続けました。気持ちを切らさず最後まで闘いました。これで勝たなかったら一生後悔すると思いました」
《1回戦~決勝の成績》=result / トーナメント表
決 勝 ○[5-4]Pang, Qianyu(龐倩玉=中国)
準決勝 ○[6-3]Bat-Ochir, Bolortuya(モンゴル)
2回戦 ○[Tフォール、3:00=12-2]Zasina, Roksana Marta(ポーランド)
1回戦 ○[Tフォール、2:08=10-0]Essombe Taiko, Joseph Emilienne(カメルーン)
【表彰式】
[2]Pang, Qianyu(龐倩玉=中国)
[3]Bat-Ochir, Bolortuya(モンゴル)
[3]Kaladzinskaya, Vanesa(ベラルーシ)