※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(2021年8月3~4日、千葉・幕張メッセ)
【女子62kg級・優勝】
川井友香子(Kawai, Yukako=日本)
(提供=UWW/撮影:Martin Gábor)
(提供=UWW/撮影:Tony Rotundo)
1997年8月27日生まれ、23歳。石川県出身。姉(川井梨紗子)を追うように8歳からレスリングを始め、全国中学生選手権は3年連続3位。愛知・至学館高へ進み、2013年世界カデット選手権出場、2014年に世界カデット選手権3位。2015年全日本選手権60kg級で2位に躍進。
2017年に63kg級代表選手の負傷辞退によって世界選手権に出場(8位)。2018年は繰り上げでなく世界選手権62kg級の代表となり、銀メダルを獲得。U23世界選手権でも優勝。2019年世界選手権3位でオリンピック出場枠を獲得し、2020年アジア選手権優勝を経てオリンピック・チャンピオンに輝いた。
■川井友香子の話「ずっと世界の金メダルが、本当にほしかった。東京でのオリンピックで、このメダルが取れて本当にうれしいです。5年前のリオデジャネイロ・オリンピックのとき、梨紗子が1位になって、『あんないい景色はないから、友香子にも見てほしい』と言われ、どんな景色なんだろう、と思ってやってきました。やっと、見ることができ、本当にいい景色でした。
試合中、姉の声は聞こえていました。試合をするのは私なので、姉がいてもいなくても変わらないのだと思いますけど、今まで2人でやってきたので、姉の姿を見ると、ここは絶対に勝ちたい、という気持ちが強くなります。東京オリンピックで2人で金メダル、と言い続けてきました。まず私が勝って、いい流れで明日につなげられたと思います」
《1回戦~決勝の成績》=result / トーナメント表
決 勝 ○[4-3]Tynybekova, Aisuluu A(キルギス)
準決勝 ○[3-2]Yusein, Taybe Mustafa(ブルガリア)
2回戦 ○[10-2]Johansson, Henna Katarina(スウェーデン)
1回戦 ○[Tフォール、3:46=10-0]Ovcharova, Lyubov(ROC)
【表彰式】
(提供=UWW/撮影:Tony Rotundo)
[2]Tynybekova, Aisuluu A(キルギス)
[3]Yusein, Taybe Mustafa(ブルガリア)
[3]Koliadenko, Irina(ウクライナ)