※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2021年インターハイ第2日は8月22日、福井・おおい町総合運動公園体育館で学校対抗戦の決勝までが行われ、3月の風間杯全国高校選抜大会を制した鳥栖工(佐賀)が、決勝で5連覇を目指す日体大柏(千葉)を5-2で破り、春夏連覇という形で初優勝を達成した。
鳥栖工は準々決勝で八幡浜工(愛媛)を7-0で下し、準決勝では埼玉栄(埼玉)を5-2で破った。反対のブロックから勝ち上がったのは、全国高校選抜大会は準々決勝で姿を消した日体大柏。2019年まで4年連続4度の優勝を達成していた。
決勝は、日体大柏が50kg級を取ったものの、鳥栖工は55kg級で7月の全国高校生グレコローマン選手権優勝の尾西大河、60kg級で全国高校選抜大会優勝の小野正之助の主力が勝って波に乗った。チームスコア3-2のあと、80kg級の飯塚康太が勝って勝負を決めた。
鳥栖工は2019年大会では準決勝で日体大柏に2-5で敗れており、2年ごしのリベンジを果たしての優勝。九州の高校が優勝したのは、1989年大会の鹿児島商工(現樟南=鹿児島)以来、32年ぶり。
各試合の成績は下記の通り。(撮影=矢吹建夫)
《学校対抗戦/トーナメント表・内訳成績》
トーナメント表 | 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 準々決勝 | 準決勝・決勝 |
▼決勝
鳥栖工(佐賀)○[5-2]●日体大柏(千葉)
▼準決勝
鳥栖工(佐賀)○[5-2]●埼玉栄(埼玉)
日体大柏(千葉)○[5-2]●鹿屋中央(鹿児島)
▼準々決勝
鳥栖工(佐賀)○[7-0]●八幡浜工(愛媛)
埼玉栄(埼玉)○[5-2]●秋田商(秋田)
日体大柏(千葉)○[5-2]●網野・丹後緑風(京都)
鹿屋中央(鹿児島)○[4-3]●飛龍(静岡)
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《以下、前日に実施》
▼3回戦
鳥栖工(佐賀)○[7-0]●足利大付(栃木)
八幡浜工(愛媛)○[6-1]●興 国(大阪)
埼玉栄(埼玉)○[6-1]●上田西(長野)
秋田商(秋田)○[5-2]●志 賀(石川)
網野・丹後緑風(京都)○[6-1]●敦賀気比(福井)
日体大柏(千葉)○[6-1]●霞ケ浦(茨城)
鹿屋中央(鹿児島)○[4-3]●小倉商(福岡)
飛 龍(静岡)○[5-2]●池 田(徳島)
▼2回戦
鳥栖工(佐賀)○[5-2]●韮崎工(山梨)
足利大付(栃木)○[7-0]●宮崎工(宮崎)
興 国(大阪)○[7-0]●千歳北陽(北海道)
八幡浜工(愛媛)○[5-2]●豊 浦(山口)
上田西(長野)○[4-3]●和歌山北(和歌山)
埼玉栄(埼玉)○[6-1]●自由ケ丘学園(東京)
志 賀(石川)○[4-3]●日本文理大付(大分)
秋田商(秋田)○[5-2]●高松農(岡山)
網野・丹後緑風(京都)○[5-2]●八 海(新潟)
敦賀気比(福井)○[4-3]●田 島(福島)
霞ケ浦(茨城)○[4-3]●多度津(香川)
日体大柏(千葉)○[7-0]●大垣日大(岐阜)
小倉商(福岡)○[6-1]●盛岡工(岩手)
鹿屋中央(鹿児島)○[4-3]●小川工(熊本)
飛 龍(静岡)○[6-1]●隠岐島前(島根)
池 田(徳島)○[不戦勝]●いなべ総合学園(三重)
▼1回戦
韮崎工(山梨)○[7-0]●山形商(山形)
足利大付(栃木)○[5-2]●北部農林(沖縄)
興 国(大阪)○[7-0]●神戸高塚(兵庫)
八幡浜工(愛媛)○[7-0]●日大藤沢(神奈川)
上田西(長野)○[6-1]●大和広陵(奈良)
自由ヶ丘学園(東京)○[6-1]●島 原(長崎)
日本文理大付(大分)○[7-0]●若狭東(福井)
高松農(岡山)○[4-3]●八戸工大一(青森)
八 海(新潟)○[不戦勝]●高知東(高知)
田 島(福島)○[5-1]●広島国泰寺(広島)
霞ケ浦(茨城)○[4-3]●太 田(群馬)
大垣日大(岐阜)○[不戦勝]●名古屋工(愛知)
小倉商(福岡)○[7-0]●仙台城南(宮城)
鹿屋中央(鹿児島)○[6-1]●鳥取中央育英(鳥取)
飛 龍(静岡)○[5-2]●栗 東(滋賀)
池 田(徳島)○[4-3]●高岡向陵(富山)