2021.08.10

【記録】3スタイルの金メダル数「5」は今大会トップ、4度目の快挙

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 

合計7回上がった日の丸。金メダルの数はナンバーワンだった

 2021年東京オリンピックで、日本は1964年東京大会以来の金メダル「5」を獲得した。3スタイルを合わせた金メダルの数では、ROC(ロシア・オリンピック委員会)の「4」を上回り、トップを奪取した。

 全体で金メダルの数がトップだったのは、1964年東京大会(2位はソ連とブルガリアの「3」)、1968年メキシコ大会(日本は「4」で、ソ連が「3」)、2016年リオデジャネイロ大会(日本とロシアが「4」ずつ)に続く4度目の快挙。

 リオデジャネイロ大会では、銀メダルの数も日本ロシアが同じだったが、銅メダルの数は日本が「0」で、ロシアが「2」だったので、「メダル獲得ランキング」では2位だったことなる。今回は金メダルの数でROCを上回ったので、メダル獲得ランキングもトップを奪取した。

 ただ、メダルの数となると「7」で、米国の「9」、ROCの「8」を下回っている。オリンピックでは表彰されないが、世界レスリング連盟(UWW)の規定に準じた国別対抗得点では、日本は「188点」(女子120点、男子フリースタイル33点、男子グレコローマン35点)。これは、ROCの「216点」、米国の「195点」に続く3位の記録(4位はイランの「113点」)。

 金メダル数、メダル数、国別対抗得点の3部門を制覇してこそ、文句なしの“レスリング最強国”。今の日本は、3部門ともトップを目指すべき段階にきていると言えるだろう。


3スタイル合計のメダル・ランキング

No. 国 名 合 計
1 日 本 5 1 1 7
2 ROC 4 0 4 8
3 米 国 3 2 4 9
4 キューバ 2 0 1 3
5 ウクライナ 1 1 2 4
イラン 1 1 2 4
7 ハンガリー 1 1 0 2
8 ドイツ 1 0 2 3
9 中 国 0 2 2 4
10 キルギス 0 2 1 3
ベラルーシ 0 2 1 3
12 ジョージア 0 2 0 2
13 アゼルバイジャン 0 1 2 3
14 インド 0 1 1 2
15 アルメニア 0 1 0 1
ナイジェリア 0 1 0 1
17 トルコ 0 0 3 3
18 ブルガリア 0 0 2 2
19 ポーランド 0 0 1 1
エジプト 0 0 1 1
セルビア 0 0 1 1
カザフスタン 0 0 1 1
サンマリノ 0 0 1 1
ウズベキスタン 0 0 1 1
モンゴル 0 0 1 1
イタリア 0 0 1 1
合  計 18 18 36 72