※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2021年東京オリンピック・第6日は8月6日、千葉・幕張メッセで男女3階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、決勝に進んだ女子53kg級の向田真優(ジェイテクト)が金メダルを獲得した。
向田は2019年世界選手権3位のパン・キアンユ(龐倩玉=中国)と対戦。第1ピリオド、タックルとグラウンドで2点ずつ取られて0-4と劣勢のスタート。しかし第2ピリオド、2度のテークダウンで終盤に4-4へ。このままでもラストポイントで勝てたが、相手の反撃を制するために攻撃。危ないシーンも迎えたものの、場外へ押し出して1点を獲得し、5-4のスコアで勝った。
向田はこれまで世界選手権で2度優勝しているが、いずれも55kg級。53kg級で初の世界一がオリンピックの金メダルとなった。日本は3日連続で金メダルを獲得。
向田の成績は下記の通り。
【53kg級】向田真優(ジェイテクト) 優勝=16選手出場
決 勝 ○[5-4]Pang, Qianyu(龐倩玉=中国)
(以下、前日に実施)
準決勝 ○[6-3]Bat-Ochir, Bolortuya(モンゴル)
2回戦 ○[Tフォール、3:00=12-2]Zasina, Roksana Marta(ポーランド)
1回戦 ○[Tフォール、2:08=10-0]Essombe Taiko, Joseph Emilienne(カメルーン)