※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2021年東京オリンピック第5日は8月5日、千葉・幕張メッセで男女3階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、女子57kg級の川井梨紗子(サントリーグループ・ジャパンビバレッジ)が優勝。2016年リオデジャネイロ・オリンピック63kg級に続き、2大会連続優勝を果たした。
川井は、2019年世界選手権3位・2021年欧州選手権優勝のイリナ・クラチキナ(ベラルーシ)と金メダルをかけて対戦。奇しくもリオデジャネイロ大会決勝と同じベラルーシ選手(そのときとは別選手)との一戦は、川井が第1ピリオドを2-0とリード。第2ピリオドにも場外の1点とテークダウンの2点を加え、鉄壁な守りで5-0の勝利。前日の妹・友香子(62kg級)に続き、金メダルを獲得した。
女子でオリンピック2連覇を達成した選手は、吉田沙保里、伊調馨に続いて3人目。川井はこの間の世界選手権も3連覇しており、通算で5大会連続の世界一。これも吉田、伊調に続く記録となった。姉妹で優勝は初。
川井の成績は下記の通り。
【57kg級】川井梨紗子(サントリーグループ・ジャパンビバレッジ) 優勝=16選手出場
決 勝 ○[5-0]Kurachkina, Irina(ベラルーシ)
(以下、前日に実施)
準決勝 ○[2-1]Maroulis, Helen Louise(米国)
2回戦 ○[7-0]Boldsaikhan, Khonogorzul(モンゴル)
1回戦 ○[8-2]Camara, Fatoumata Yarie(ギニア)