※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2021年東京オリンピック第2日は8月2日、千葉・幕張メッセで前日スタートした男女3階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、決勝に進んだ男子グレコローマン60kg級の文田健一郎(ミキハウス)が銀メダル、3位決定戦に回った女子76kg級の皆川博恵(クリナップ)は5位に終わった。
文田は、2018年世界王者を破って勝ち上がってきたオルタ・サンチェス・ルイス・エルベルト(キューバ)と対戦し、第1ピリオドを場外やローリングなどで0-4とリードされる苦しい展開。第2ピリオドも組み合わせてもらえず、得意の投げ技が通じずに1-5のスコアで敗れた。
銀メダルに終わったものの、戦後のオリンピックで続いている日本男子のメダル獲得の伝統を継続。グレコローマンでは、2012年ロンドン大会(松本隆太郎)、2016年リオデジャネイロ大会(太田忍)と続いたメダル獲得をつなげた。
皆川は2018年アジア大会優勝のジョウ・チエン(周倩=中国)と対戦。第1ピリオド、タックルから一気にニアフォールへ追い込まれ、粘ったものの最後はフォール負けを喫した。
日本選手の成績は下記の通り。
【60kg級】文田健一郎(ミキハウス) 2位=16選手出場
決 勝 ●[1-5]Orta Sanchez, Luis Alberto(キューバ)
(以下、前日に実施)
準決勝 ○[5-1]Temirov, Lenur(ウクライナ)
2回戦 ○[1-1]Walihan, Sailike(中国)
1回戦 ○[Tフォール、2:58=8-0]Fergat, Abdelkarim(アルジェリア)
【76kg級】皆川博恵(クリナップ) 5位=16選手出場
3決戦 ●[フォール、2:30=0-2]Zhou, Qian(周倩=中国)
(以下、前日に実施)
準決勝 ●[1-3]Rotter Focken, Aline(ドイツ)
2回戦 ○[3-0]Mae, Epp(エストニア)
1回戦 ○[7-0]Ochirbat, Burmaa(モンゴル)