※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2021年パンアメリカン選手権の男子フリースタイルが5月29~30日にグアテマラ・グアテマラシティ―で行われ、米国が97kg級でオリンピック2連覇を目指すカイル・スナイダーをはじめ、出場した東京オリンピック代表4選手を含めて全10階級で優勝。実力をアピールした。
スナイダーはノルディック方式によって5試合をこなし、いずれもテクニカルフォール勝ち。2度のパンアメリカン大会を含めて6度目のパンアメリカン制覇。74kg級で代表権を獲得した2018・19年世界選手権79kg級優勝のカイル・デイクも全4試合にテクニカルフォール勝ちした。74kg級の国際大会では、昨年1月の「マテオ・ペリコネ国際大会」(イタリア)、今年1月に「アンリ・デグラナ国際大会」(フランス)に続く優勝。
86kg級は2018年世界選手権優勝のデービッド・テーラーが3試合にテクニカルフォール勝ちし、125kg級もゲーブル・スティーブンソンが5試合に10-0のテクニカルフォール勝ちした。
米国の男子フリースタイルは65kg級以外の5階級で東京オリンピックに出場する。57kg級代表のトーマス・ギルマンは出場しなかった。