※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
インドのメディアによると、5月6日からブルガリアで始まる東京オリンピック世界最終予選へ向け、オランダ・アムステルダムでの乗り継ぎを拒否されたインドの男子フリースタイルと女子のチームは、パリ経由でソフィアへ行けることになり、4月29日夜、パリへ向けて出発したという。
通常はトランジット・ビザが必要となるケースだが、インドの外務省からフランス政府へ働きかけ、特例でビザなしの乗り継ぎが認められたとのこと。
インドは新型コロナウィルスの爆発的感染が発生しており、ニューデリー出発直前にオランダ政府からアムステルダムでの乗り継ぎを拒否され、飛行機に乗れない事態となっていた。
インド協会のシャラン・シン会長は「東京オリンピックに出場する最後の機会を逃さないよう、あらゆる手段を試してきました」とコメントし、インドの外務省とフランス政府に感謝した。同国からは男子フリースタイルと女子で各3階級、すでにブルガリア入りしていた男子グレコローマンで全6階級が出場する。