ロシアが6階級で優勝、元ロシアのスロバキア2選手も勝つ…2021年欧州選手権・男子フリースタイル

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

ロシアのオリンピック代表有力選手の中で唯一出場したアルトゥール・ナイフォノフ。2年連続優勝を達成＝提供・UWW

　2021年欧州選手権は4月19日、ポーランド・ワルシャワで開幕。19～21日に男子フリースタイルが行われ、86kg級で東京オリンピック出場が予想される2019年世界選手権2位のアルトゥール・ナイフォノフが2年連続優勝するなどロシアが6階級を制した。

　125kg級は、2016年リオデジャネイロ・オリンピック優勝のタハ・アクグエル（トルコ）が1回戦で３年連続世界王者のゲノ・ペトリアシビリ（ジョージア）を破るなどして優勝。4年連続8度目の欧州王者に輝いた（2015年欧州大会を含む）。

　74kg級は2018年世界選手権79kg級3位のタジムラズ・サルカザノフ（スロバキア＝元ロシア）が2回戦で昨年優勝のフランク・チャミゾ（イタリア）を破って優勝。スロバキアからは、同じく元ロシアのアクサルベク・グラエフが79kg級を制した。

　各階級のメダル獲得選手は下記の通り。

男子フリースタイル

　【57kg級】
［1］Atli, Suleyman（トルコ）
［2］Mongush, Nachyn（ロシア）
［3］Kerimov, Kamil（ウクライナ）
［3］Khashalov, Afgan Kamil（アゼルバイジャン）

　【61kg級】
［1］Magomedov, Abasgadzhi（ロシア）
［2］Dzhelep, Andrey（ウクライナ）
［3］Lomtadze, Beka（ジョージア）
［3］Grigorev, Eduard（ポーランド）

　【65kg級】
［1］Shakhiev, Zagir（ロシア）
［2］Bienkowski, Krzysztof（ポーランド）
［3］Rahimzadeh, Ali（アゼルバイジャン）
［3］Sacultan, Maxim（モルドバ）

　【70kg級】
［1］Kasumov, Israil（ロシア）
［2］Bayramov, Turan（アゼルバイジャン）
［3］Nikiforov, Igor（ウクライナ）
［3］Andreasyan, Arman（アルメニア）

　【74kg級】
［1］Salkazanov, Tajmuraz Mairbekovic（スロバキア）
［2］Kirov, Miroslav Stefanov（ブルガリア）
［3］Finesilver, Mitchell Louis（イスラエル）
［3］Chamizo Marquez, Frank（イタリア）

　【79kg級】
［1］Gulaev, Akhsarbek（スロバキア）
［2］Alekma, Saifedine（フランス）
［3］Kentchadze, Nika（ジョージア）
［3］Amirovs, Alans（ラトビア）

　【86kg級】
［1］Naifonov, Artur（ロシア）
［2］Aminashvili, Sandro（ジョージア）
［3］Shabanov, Ali（ベラルーシ）
［3］Amine, Myles Nazem（サンマリノ）

　【92kg級】
［1］Kurbanov, Magomed Guseinovich（ロシア）
［2］Scherrer, Samuel（スイス）
［3］Rajabau, Hajy（ベラルーシ）
［3］Nurmagomedov, Osman（アゼルバイジャン）

　【97kg級】
［1］Zhabrailov, Alikhan（ロシア）
［2］Karadeniz, Suleyman Mustafa（トルコ）
［3］Baran, Radoslaw（ポーランド）
［3］Odikadze, Elizbar（ジョージア）

　【125kg級】
［1］Akgul, Taha（トルコ）
［2］Kozyrev, Sergey（ロシア）
［3］Khotsianivski, Aleksander（ウクライナ）
［3］Petriashvili, Geno（ジョージア）