※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【アルマトイ(カザフスタン)】2021年アジア選手権第5日は4月17日、カザフスタン・アルマトイで男子フリースタイル5階級が行われ、65kg級の乙黒拓斗(自衛隊)が優勝、57kg級の竹下雄登(日体大)が銅メダルを獲得した。
乙黒は初戦の2回戦で2019年アジア・ジュニア選手権61kg級2位のウズベキスタン選手をテクニカルフォールで破り、準決勝で昨年12月の個人戦ワールドカップ2位のモルテザ・ハッサナリ・ギアシ・チェカ(イラン)に8-2で勝利。
決勝は、2018年世界選手権決勝の相手で、昨年の決勝でも闘ったバジラン・プニア(インド)と対戦予定だったが、プニアが負傷棄権し、闘わずに2年連続優勝が決まった。
竹下は1回戦でモンゴル選手、2回戦でタジキスタン選手を撃破。準決勝で2019年U23世界選手権3位のアリレザ・ノスラトラ・サーラク(イラン)に1-5で黒星。しかし、続く3位決定戦で2018年コモンウエルス大会3位のムハマド・ビラル(パキスタン)を7-0で破った。シニアの国際大会初出場で、2019年アジア・ジュニア選手権優勝に続く国際大会のメダル獲得。
97kg級の石黒峻士(新日本プロレス職)は、初戦の2回戦で2019年世界選手権5位のアリシャー・イェルガリ(カザフスタン)に1-6で黒星を喫したが、組み合わせの関係で3位決定戦へ進み、モンゴル選手を1-1で破った。2018年世界大学選手権銅メダル以来の国際大会のメダル獲得。
70kg級の基山仁太郎(日体大)は初戦で敗れて敗者復活戦へ進めず、79kg級の吉田隆起(自衛隊)も初戦で敗れ、敗者復活戦は負傷棄権した。97kg級に出場したアビッド・ハルーン(パキスタン=日体大)は1回戦で韓国選手に敗れた。
各選手の成績は下記の通り。
【57kg級】竹下雄登(日体大) 3位=12選手出場
3決戦 ○[7-0]Bilal, Muhammad(パキスタン)
準決勝 ●[1-5]Sarlak, Alireza NosratolahK(イラン)
2回戦 ○[4-1]Vohidov, Hikmatullo(タジキスタン)
1回戦 ○[4-3]Zandanbud, Zanabazar(モンゴル)
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【65kg級】乙黒拓斗(自衛隊) 優勝=11選手出場
決 勝 ○[不戦勝]Punia, Bajrang(インド)
準決勝 ○[8-2]Ghiasi Cheka, Morteza Hassanali(イラン)
2回戦 ○[Tフォール、2:10=13-0]Rakhimov, Nodir(ウズベキスタン)
1回戦 BYE
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【70kg級】基山仁太郎(日体大) 9位=10選手出場
2回戦 ●[フォール、5:37=6-6]Hommadov, Perman(トルクメニスタン)
1回戦 BYE
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【79kg級】吉田隆起(自衛隊) 10位=11選手出場
敗復戦 ●[負傷棄権]Usupov, Saiakbai(キルギス)
1回戦 ●[0-2]Savadkouhi, Ali Bakhtiar(イラン)
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【97kg級】石黒峻士(新日本プロレス職) 3位=11選手出場
3決戦 ○[1-1]Chinbat, Altangerel(モンゴル)
2回戦 ●[1-6]Yergali, Alisher(カザフスタン)
1回戦 BYE
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【97kg級】アビッド・ハルーン(パキスタン=日体大) 11選手出場
1回戦 ●[1-6]Seo, Minwon(韓国)