※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
東京オリンピックの代表選考を兼ねた男子フリースタイルのロシア選手権が3月10~15日、ウランウデで行われ、65kg級のガジムラド・ラシドフら2019年世界選手権(カザフスタン)のオリンピック階級に出場したの3人の世界チャンピオンはいずれも優勝。東京オリンピックの代表に大きく前進した。
ラシドフは決勝で昨秋のロシア選手権3位のザギール・シャキエフを5-3で破った。もう一人の代表候補として有力だった2018年世界選手権3位のアフメド・チャカエフは4回戦で昨年の欧州選手権優勝のクルバン・シラエフに敗れ、敗者復活戦に回れなかった。
57kg級は2018・19年世界選手権優勝のザウール・ウグエフが優勝。74kg級は2019年の欧州大会と世界選手権優勝のザウルベク・シダコフが勝った。86kg級は2019年世界選手権3位のアルトゥール・ナイフォノフが制した。
97kg級で世界V2のアブデュラシド・サデュラエフと125kg級で昨年12月の個人戦ワールドカップを制したシャミル・シャリポフの2選手は出場を免除されている。
各階級の優勝選手は下記の通り(下記の65kg級決勝の動画の下)。
【オリンピック階級】
57kg級 Uguev, Zaur=2019年世界選手権優勝
65kg級 Rashidov, Gadshimurad=2019年世界選手権優勝
74kg級 Sidakov, Zaurbek=2019年世界選手権優勝
86kg級 Naifonov, Artur=2019年世界選手権3位
97kg級 Zhabrailov, Alikhan=2019年世界選手権92kg級3位
125kg級 Kozyrev, Sergey=2018年ユース・オリンピック110kg級優勝
【非オリンピック階級】
61kg級 Magomedov, Abasgadzhi=2020年個人戦ワールドカップ優勝
70kg級 Kasumov, Israil=2020年ヤリギン国際大会優勝
79kg級 Shavaev, Malik
92kg級 Kurbanov, Magomed Guseinovich=2019年欧州選手権5位